いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

哭声/コクソン

【概略】
いつからか、謎の日本人が平和な村の一軒家に住み着き、よそ者に対する不気味な噂が広まり始める。そんな時、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発し…。
スリラー


.5★★★☆☆
平和な田舎の村に得体の知れないよそ者がやってくる。この男について謎めいた噂が広がるにつれて、村人が自身の家族を残虐に殺す事件が多発していくサスペンス・スリラー作品。これ156分もあるんだけども作品自体のエネルギーが凄いから気にならない。
國村隼さんが、よそ者の日本人を演じています。
はじめは人間の疑心暗鬼や集団心理ものなのかと思いきや、聖書世界観?きのこ?連続猟奇殺人?呪術?悪霊、怨霊?ゾンビ?救世主?悪魔?と、印象がころころ変わるところが面白い。
結局のところ、誰が悪魔だったのか?というのも、鑑賞した人それぞれによって違いそう。一般的にはたぶん「白装束の女性:村人を守る良い霊」「祈祷師:悪魔を崇拝する者」「日本人:本物の悪魔」ってことになるんじゃないかと思うんだけど、これはあくまで私の勝手な一般的な回答っぽいものですからね。私の考えとはちょっと違う。
個人的には、冒頭の聖書引用が示す通り、真実は「神と悪魔が人間を試す」系のお話なんじゃないかと思ってます。
オチを書くと、「死んだと思われたよそ者は生きていて(復活したっぽい)、両手には聖痕があり、そして悪魔(まさにデビルマン)のような姿になって終わる」って感じですから、主人公の警官はよそ者を殺しちゃダメだった、という解釈ですね。
「神と悪魔の果てしなき聖戦」に巻き込まれた人間の選択を描いた作品なのかな~とか深読みしちゃいましたが、どうですか。つまり國村さんは悪魔であり神である。それは相手からどう見えるかによって変わるのだ。
映像や雰囲気がイヤ〜な感じで良かったし、土着ミステリー・スリラー・ホラーとしてはなかなかに面白い作品だった。
映画をR指定にしないためなのかフンドシ着用になった國村さんの姿はちょっと可笑しかった(笑)

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。