いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店

【概略】
天涯孤独の身となったヤーコブは待望の自殺計画を開始。そんな時、あの世への旅立ちに協力することを裏稼業とする葬儀屋の存在を知ったヤーコブは、すぐに葬儀屋とサプライズコースを契約するが…。
コメディ


.5★★★☆☆
今すぐ 生き/逝き たい!?
「あの世行き」を手伝う謎の代理店からの奇想天外な逃避行!
天涯孤独の身になったヤーコブは、待望の自殺計画を開始!巨額の資産は慈善団体へ寄付して、あとはさっさと死ぬだけだ。彼が幼い頃から家に仕える庭師のムラーは普段と違う様子をいぶかしむが、ご主人様の密かな願いは見抜けなかった。自殺にピッタリの断崖絶壁を訪れたヤーコブは、とんでもない光景を目撃する。霊柩車が現れ、運転手の男と車いすの老人が崖の向こうに行くのだが、数分後、崖から戻ってきた運転手の車いすは空だったのだ…。現場に残されたマッチを手に、ヤーコブはブリュッセルにある謎の会社「エリュシオン」をアポなし訪問する。そこは、葬儀屋が裏稼業として営む≪顧客のあの世への「旅立ち」を手助けする≫代理店だった。社長のジョーンズ氏は彼の願望を察して、いつ、どのように「旅立つ」かはおまかせの<サプライズ>コースを提案。ヤーコブはすぐに契約を交わすが、その直後に同じサプライズを待つアンネと運命的に出会ってしまう。 解約不可、成功率100%の<サプライズ>からふたりは逃げ切れる…!?
レクイエムから始まる物語ですが、とってもチャーミングな話。こんな会社あったら私もサプライズを依頼する~。いつ、何時自分の死が訪れるかわからない、なんて面白い!そんなに長く生きたい気持ちもないからちょうどよい。
序盤のヤーコブの気持ちがわかる分、ブリュッセルのこの会社に自分殺しを依頼するというのが、とっても憧れてしまう。ただ運命の人と偶然出会ってしまったら…解約不可のサプライズにはおろおろするしかないけれど。
元執事長のムラーがとってもいい感じ。実はアンネが養女になった家ってのが、代理店の社長の家だった!ヤーコブを狙っていたのはアンネだったのだ。感情のなかったヤーコブが、アンネと関わる中で次第に感情を出していく。
後半、ある人の家に行くところ、部屋を開けたらムラーなんじゃないかなって思ってた。そしてムラーの死の予感も。彼のプランはサプライズではなかった。「愛する人に看取られたい」という死だった。自分で「その時」を選んだんですね。愛する人=彼にとっては、長年面倒を見てきたヤーコブがそうだったのですね。
それにしても貴族のヤーコブが、未来の「妻」の家業を継ぐことになるなんてねえ。

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