いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

フィッシュマンの涙

【概略】
製薬会社の臨床実験に参加したパク・グは、謎の副作用で魚人間に突然変異してしまう。製薬会社の非道な実態を知った国民の怒りが爆発する一方で、魚人間・パクを通して若年層の過酷な現実が明らかになり…。
ドラマ


.0★★★☆☆
ボクは悪魔か、英雄か?それとも食糧?
コメディ・ドラマになっていますが、私はヒューマンドラマだと思う。なぜなら、主人公のパクが人間をやめて魚人間を選んだあたりの心情が。笑えないでしょ、これ。それに、一躍脚光を浴びて時代の寵児になった彼が、メディアの手の平返しで、奈落の底へと突き落とされていくあたりも…。
魚人間になって初めて「自分」というものを世間の人から認識される存在へと「突然変異」することになるパク。この突然変異という言葉、本作の中では結構深い意味合いがあると思う。
それにしても、身勝手な周囲の人間たちに振り回された挙句、とうとう人間を捨て去る主人公が余りにも気の毒。次第に「魚化」していく過程は、悲しさすら漂っています。
大衆が望むのは、英雄か悪魔。これはいつの時代も不変の心理だよねえ…。

魚人間の姿は結構よくできてる。
自分を死んだ事にして、実は海で生きていたパク。博士は人間に戻せる技術をもっていたが、パク自身がそれを望まなかったのだ。パクの心情を追っていく話ではない。彼の身に起きた事から、主人公である記者の心にパクが寄り添ってくれるような話であった。

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