いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

奴隷の島、消えた人々

【概略】
離島の塩田で人身売買された知的障害者らが奴隷として働かされているとの噂を聞いた記者のヘリは、取材のため島を訪れるが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
実際の事件にインスパイアされた作品らしいです。
それというのも、2014年に韓国全土を震撼させた新安塩田奴隷労働事件。知的障がい者らが離島の塩田に売り飛ばされ、強制的に奴隷として働かされていたという驚愕の実話。
離島の塩田で、奴隷のように働かされる人々。取材に訪れた女性記者とカメラマン。ほどなくして発生した大量殺人事件。その島で、何が起きたのか?
情報をつかんだテレビの報道番組取材員の男女二名が、取材の過程で体験した恐怖を、事件後、刑事が取材テープを視聴して事件の証拠を掴もうとしている形で物語が進められるため、ある意味でドキュメント風の映画になっている。
離島で暮らす人々の間で行われる「見て見ぬ振り」「暗黙の了解」が、恐ろしい結果を生んだ。隔絶されたコミュニティ独特の閉塞感が不気味で不安になる。
「ここでは他人のことに首を突っ込んではダメよ」
映画は、信頼の置ける刑事に裏づけを頼んだ事から一気に進み、一応驚愕のオチってことなんだろうな。障害者のサンホと思われていた人物が、実は警察関係者のみが知っている15年前の他県の連続殺人事件の容疑者だったのだ…。「フリはもう終わりだ」から大量殺人の流れが恐ろしい。
実際どうだったのかはわからないけれども、映画に出てくる「奴隷」(労働者)の数が少なすぎるのはちょっと疑問に感じましたね。賃金を払わないとか劣悪な労働環境だったとかの描写が薄いので、そこをうまく描写したら、そこそこ迫力ある映画になってたんじゃないかなって思います。
それにしても、韓国のお得意芸とはいえ、事件ものの後味の悪さは半端ないです。障害者、強姦、幼児性愛、無能な警察や役人、殺人など…、韓国の映画はそのような事件ものが多いですよね。国柄でしょうか。それともそれだけそういう事件が日常的なのか。

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