いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

CUB/カブ 戦慄のサマーキャンプ

【概略】
カブスカウトに参加した12歳のサムは森の中で怪しげなツリーハウスを発見するが、スカウトのリーダーたちは空想癖のあるサムの言うことを信じようとせず…。
ホラー


.0★★★☆☆
2014年のシッチェス国際ファンタスティック映画祭で最優秀監督賞を受賞したベルギー発のホラー作品。ベルギーって珍しいなー、しかもゲオ先行。
この作品、なにが戦慄かといってしまうと、殺人鬼の後継者探し…といっていいのか、素質をもつ者…純朴な少年から善悪の壁を越えて強く黒い部分が現われてくるという部分。グロくもないし全体的にそんな怖くはない作品なんですが、「子供」の心理と描写が精神的にエグイ部分もあり(実際、トラックで、残った他の子供達をテントごと轢き殺す場面もある)。
スカウトキャンプでの怪談話として、そのキャンプ地には「カイ」という森に住む獣のような少年がいて、そいつが夜な夜な人を襲うという話もされる。実はこれ勝手に作った子供たちを驚かすための嘘話だったのですが、殺人鬼のワナオトコ(名前なし、トラップで人を殺す)と下僕の少年が実際に森の奥にいたのでした。当初は予約していた場所でキャンプの予定だったのだけれど、地元のヤンキー2人がゴーカートを乗り廻し陣取っていた為、場所変更を余儀なくされた。もっと森の奥へ…。ヤンキーたちも「おい待て、そっちは…」と止めにかかったが、結局放っとけという事に。このヤンキーも後にワナオトコ・トラップに殺られます。
主人公のサムは森の中で鬼面を被るカイと思われる少年を発見し缶詰をあげたりと交流、副長の愛犬に噛まれた夜カイに連れられて森の奥へと入ったサムは、そこで副長の愛犬が詰められた袋を、あるきっかけで助けようとする行為からカイと同じく棒で愛犬が入った袋をボコボコにするという暗黒面を見せ、勿論犬は死にます。実はサムはどんなものかはわからないが虐待を受けていた過去があり里親に預けられてたという「問題児」でもあった。
純朴な少年だったサムの見せる狂気。ここから一気にワナオトコが子供達のいるキャンプをトラックで襲撃。子供達をテントごと轢き殺します。(大雑把!)
一方、料理人のお姉さんヤスミンは、罠に引っかかりカイに連れさらわれるのですが、終盤でこのヤスミンを助けようとするサムに、ワナオトコは「お前が女をやれ。」とナイフを渡し…なんやかんやでお姉さんに蹴られて地下穴に落ちたカイとサムは戦わされる。そして決着がついて、ひとり穴から上がってくる少年、それは鬼面を被ったカイだった。
ここで冒頭の逃げる女性と冒頭のトラップのおでまし。逃亡するヤスミンは再度捕まり、今度こそあわや…というところで、ワナオトコがカイにとどめを刺せと言う。お願いよやめてと泣きながらヤスミンがカイの鬼面を剥ぐと、その姿はカイではなく、狂気に目覚めたサムだった。そして、サムの手により彼女は…。
夜明けの森道。鬼面を被り、ワナオトコについて行くサム。その手にはナイフが握りしめられていたというラストです。

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