いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

悪魔は誰だ

【概略】
15年前の誘拐事件で娘を失った母・ハギョン。時効直前、刑事・チョンホは犯人に迫るが再び取り逃がしてしまい、辞職を決意する。
サスペンス


.5★★★☆☆
時効を迎えた幼女誘拐事件。15年の時を経て、悪夢が再び蘇る!
時効を迎えて事件が有耶無耶になってしまう事ほど被害者家族の悲しみや苦しみはないですよね。
ある誘拐事件があり、子供は亡くなってしまった。遺体発見現場に花が手向けられていて、時効ギリギリまで追うも犯人に逃げられてしまう。オ刑事は責任を感じて刑事を辞めた。
ところが。終わったはずの事件は再び動き始めた。時効成立後、15年前の少女誘拐事件をそのままの手法を踏襲する誘拐事件が発生する。手口も金銭授受の方法も、まったく同じ。警察はその事に気づき、担当だったオ刑事と接触。一方、かつての被害者遺族の母親も、時効成立後も真犯人を追うべく、刑事が犯人を追い詰めた際に残した「証拠」を元に、恐るべき執念で独自に事件の真相を追い続けていた。
物語の核となるのは、時効寸前になってもなお犯人探しを諦めない刑事チョンホの執念と、最愛の娘を殺された母ハギョンの永遠の連鎖となる怒りと悲しみである。
科学捜査で声紋を調べてもらってその結果を聞く時はハラハラした。ラストに向かってすべてが明らかになって行く展開がスリリングで目を離せない。
しかし「彼女」がしたことは、れっきとした犯罪で、それを検挙せずに見過ごす形となった刑事もまた罪を背負うことになるのでしょう。結果は犯人は実情逮捕されるものの、後味が非常に悪い結果に。いくら、子供の病気を治すためという犯行動機があったって、犯人がした事は許される事ではない。同じように、「悪魔」となった彼女がした事も許される事ではないのだ。ラストに向かってその辺が有耶無耶にされていたのが、ちょっと難でしたが、なぜ少女は死んだのかも含めて、脚本は練られていて見ごたえがありました。

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