いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

悪魔を見た

【概略】
雪の夜道でひとりの女性が忽然と姿を消し、ほどなくして無残な姿で発見される。彼女と1ヵ月前に婚約した国家情報院捜査官のスヒョンは、犯人に復讐を誓い…。
サスペンス


.5★★★☆☆
イ・ビョンホン主演。
猟奇殺人鬼に婚約者を殺された国家情報院捜査官の残虐な復讐劇です。主役のイ・ビョンホンよりも、猟奇殺人者を演じたチェ・ミンシクが凄く良かった様に思う。
エログロ描写が多分にあって、R-18だそうですが、最後まで飽きることなく引き込まれました。
もし自分の家族や大切な人が犯行にかけられたら、単に相手を1度殺すだけじゃ気が晴れないという心境、とてもわかります。イ・ビョンホン演じるスヒョンはまさにそこのところを実行しちゃうわけです、捕らえては拷問を繰り返し、また解放。その間、性懲りも無く犯行を繰り返すギョンチョルの生々しい憎たらしさが、またなんともいえない。
ギョンチョルは手首を折られようが、アキレス腱を切られようが全くこりない。その代償として婚約者の家族が襲われてしまう。悲劇の連鎖ですよね。
ギョンチョルのスヒョンに対しての反撃のアイデアとしては面白いものがあった。飲まされたGPSカプセルを排泄し(まさか映画で下痢便を見せられるとは思わなかったけど)、婚約者家族を襲って自首するというもの。これでスヒョンの手は伸びない…はずだったのだけれど、スヒョンはギョンチョルを自首一歩手前で拉致してしまうんですね。
この勝負は最後の最後まで屈服させられなかったぶん、ギョンチョルの勝ちなんでしょう。苦痛も恐怖を知らず、後悔の念さえもない。全てが終わった後のスヒョンの表情がまたなんともいえないのです。
作品としては良く出来ていて、なかなか面白いと思います。ただ、残虐行為の描写もたくさんありますが、「殺人の追憶」や「チェイサー」のような、生々しい温度や湿度が感じ取れなかった気がする。これは何故だろうか。

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