いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

悪を呼ぶ少年


【概略】
コネチカットのとある農村を舞台に、金髪の一卵性双生児の少年ふたりが引き起こす恐怖の出来事と、その裏に潜む驚愕の秘密を描く。
ホラー


.0★★★☆☆
牧歌的で怪奇。「オーメン」よりも先に童心の無邪気な残酷さに着目したストーリーが秀逸。とはいえ、開始10分でだいたいのストーリーの筋は読めてしまうし、次もこうなるだろうという予測も当たっていく、しかしメインはそこではない。双子の秘密…弟の心の内が明らかにされてからのストーリー展開は、胸が締め付けられる。本作は少年の感受性を繊細に描きつつもぞっとさせられるような展開を見せる。
悪賢くて神出鬼没な双子の兄と、空想好きで穏やかな弟。草原が広がるのどかな田舎町が舞台で、この双子の行く先々には常にトラブルが絶えず、双子の祖母があたたかく見守っているのである。しかし、双子を取り巻くトラブルはどんどん過激になっていき、ついに祖母は彼らの秘密に気づいてしまう。
孫に教える祖母の不思議な精神統一術にシャーマニズム的な要素があるのも面白い。「カラスの目になって」村の上空を飛ぶシーンなどがそうですね。しかしこのシーンにはそれだけじゃない、事件を予知するといった点もあった。胸が痛い!といったあと、隣家の子供が農場でくま手に刺されて死ぬのである。
今は夏で、実はホランドは既に3月の誕生日の日に死んでいた。ナイルズの心が壊れてしまわないように「ホランドがいる遊び」を幻想的に続けていたのだ。腐りきっていた指をもっていたのも、あの指輪をホランドから受け取るため=あれはホランドの指だった。
指輪は埋められてたはずだったので、母も動揺したんですね。
赤ん坊が攫われる事件が起こり、最悪の結末になる。それは、サーカスで見た赤ん坊が水溶液にいれられた死体と同じように、水がめに入れられた赤ん坊がみつかるのだった。「赤ん坊をどこにやったんだい、ホランド!」ナイルズはそれをホランドの仕業だと信じ込んで地下室へと向かう。そして悲壮な覚悟で地下室へ向かう祖母、その手にはガソリンと灯りがあって…。祖母はナイルズが全ての恐ろしい事故や殺人を起こしていたのだと気づくのですね。勿論それは死んだホランドではなく、ナイルズが実行していたのです。
燃えた地下室と納屋を窓越しに覗く少年の不気味なカットでラスト。

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