いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

あなたを抱きしめる日まで

【概略】
50年前に生き別れた息子を捜そうとする主婦と、その記事に再起を懸ける元ジャーナリストの旅の行方を描く。
ドラマ


.0★★★★☆
未婚で身籠ったため修道院に預けられた挙句、産まれた子供を勝手に里子に出された母親が、50年経ってその息子を探しに行くというお話。
てっきり、その手助けをするジャーナリストが巡りめぐった実の息子だなんて展開だったら都合よすぎるお涙頂戴だったけれども、そうはならなかったのが良かった。
笑いが多めですね~シリアスな展開かと身構えてると笑わしに来るんですよ。
主演のジュディ・デンチさん演じる主婦フィロミナは、50年間隠し続けてきた秘密を娘のジェーンに打ち明けるのだ。きっと、ずっと幼い息子の面影のまま心に残って離れなかったのでしょう。
…で、このフィロミナがとても前衛的な思想の持ち主でして。田舎の保守的な婦人とは大違い、なにせ「ウンコ投げつけてやればいいのよ」とか「ウンコ野郎」とか言います(笑)。
アイルランドの修道院が、一人1000ドルで子供をアメリカの金持ちに売っていた。そしてそれを隠すためにわざと火事のふりをして書類なんかを焼いたのだ。
見つかった真実は素晴らしい軌跡を残してくれました。シスター・ヒルデガードのやり口は卑劣で、でもフィロミナは「あなたを赦します」と言うんだよね。人を赦すというのは、とても勇気のいること。
全体的にテンポよくて、あっという間の終幕だった。これが事実に基づく話ってところが凄いですよね。ただの感動物語に終わらない所が良かったと思います。

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