いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ABC・オブ・デス

【概略】
世界中から集められた気鋭のフィルムメーカー26人が、振り分けられたアルファベットをテーマにして「死」を描くホラーバトル。
ホラー



.0★★★☆☆
アルファベットー文字から描いた全26編、5分1本勝負のホラー・バトル。世界選抜26人の監督、その強烈な個性があなたの痛点を容赦なく"死激"する!
ピブー「あべし!」となるのですかね…いくつかは面白い短編映像。ほとんどはおまけ。「V/H/Sシンドローム」が個人的にいまひとつだったのでこちらを楽しみにしていたのですが、揺れて気分が悪くならないだけマシだったし、こちらのほうが次はどんな作品かな?って思うところがあったので面白かった。


【A】Apocalypse「アポカリプス」

監督:ナチョ・ビガロンド(「エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる」など)
ベッドの上の初老男性の喉に、いきなり妻が包丁を突きたてる! そして外の世界では喧騒が……。よくわからないけど妻は理由があって油ぶっかけたりしてたみたいだ。夫はなかなか死なないし。


【B】Bigfoot「ビッグフット」

監督:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ(「36 PASOS (36パスオーエス)」など)
“早く寝ないと雪男(ビッグフット)が襲ってくる!”必死に羊を数える少女の目の前に広がる悪夢とは?カップルが創作するお話が結構面白いです。


【C】Cycle「サイクル」

監督:エルネスト・ディアス・エスピノーザ(「ミラージュ」など)
穏やかな郊外の日常を脅かす芝生の上の血痕。いったい誰の仕業か? それをたどるごく普通の男が、衝撃の事実を知ることに!ループする話。


【D】Dogfight「ドッグファイト」

監督:マルセル・サーミエント(「デッドガール」など)
非合法の賭け試合で、ファイターと狂暴な闘犬が激突。凄まじい死闘の末に、命を落とすのは誰か?スロモで戦うところが面白い。


【E】Exterminate「駆除」

監督:アンジェラ・ベティス(「MAY メイ」など)
女優のアンジェラ・ベティスさんが監督した作品。壁を這うクモを潰し損ねた男が一週間後、因縁のクモを撃退するが…すでにクモの復讐は終わっていた!というお話。


【F】Fart「おなら」

監督:井口昇(「ゾンビアス」など)
憧れの女教師におならをきかれて、恥ずかしい思いをする美少女に運命の転機が!世界が破滅する中、先生のオナラを嗅いだ挙げ句に肛門から体内に入って、宇宙と1つになるというわけわからん話。


【G】Gravity「重力」

監督:アンドリュー・トラウキ(「ブラック・ウォーター」など)
波を求めてビーチにたどり着いたサーファーが大波に挑むが、それは彼の想像を超えていた…。これもちょっとよくわからない。


【H】Hydro-Electric Diffusion「水電拡散」

監督:トーマス・マリング
ブルドッグ顔の連合軍パイロットがストリップバーでネコ顔のダンサーに見とれていたが…。


【I】Ingrown「内向」

監督:ホルヘ・ミッチェル・グラウ
注射器を手にしている疲れ切った男と、縛られてバスタブに放られた女……殺す者と殺される者の意外な関係が浮かび上がる。これ、2人は夫婦だった!ということですよね?体を掻き毟りながら嘔吐した挙げ句に死ぬ描写がかなりハード。


【J】Jidai-Geki「時代劇」

監督:山口雄大(「地獄甲子園」など)
切腹するサムライの苦悶の表情は滑稽なまでに歪み、その首を斬り落とすはずの介錯人を大いに動揺させる!
変顔は素直に可笑しいのですが、最後に介錯人が笑うというラストは、ちょっと不気味。


【K】Klutz「不器用」

監督:アンダース・モーガンタラー
セクシー美女がトイレでう●ちしたら、それが流れずに四苦八苦するというアニメ。


【L】Libido「性欲」

監督:ティモ・ジャヤント(「KILLERS」など)
椅子に縛られた状態であることをして生き残る死のゲーム。イクのは誰で、逝くのは誰か?これ嫌い。


【M】Miscarriage「流産」

監督:タイ・ウェスト(「キャビン・フィーバー2」など)
詰まったトイレに苛立つ美少女。彼女には焦らざるをえない理由があった…。これ一番嫌い。


【N】Nuptials「結婚」

監督:バンジョン・ピサヤタナクーン(「心霊写真」など)
オウムに愛の言葉を言わせ、ロマンチックなプロポーズを決めようとする男の目論みは予期せぬ方向へ…。鳥の情け容赦ない演技に乾杯。


【O】Orgasm「オーガ●ム」

監督:ブルーノ・フォルザーニ&エレーヌ・カテト
全裸の美女の口から吐き出されるシャボン玉。イメージ映像です。


【P】Pressure「重圧」

監督:サイモン・ラムリー(「THE ROOM 閉ざされた森」など)
「シングルマザーの売春婦が娘の誕生日プレゼントのために子猫を踏み潰す(変態がその様子を撮影してる)」という救いようのない話。


【Q】Quack「アヒル」

監督:アダム・ウィンガード(「サプライズ」など)
『ABC・オブ・デス』に参加したものの、アイデアに煮詰まった監督と脚本家が捕まえたアヒルを殺そうとする話。


【R】Removed「切除」

監督:スルディアン・スパソイエビッチ(「セルビアン・フィルム」など)
焼けただれた皮膚にメスを入れるドクター。しかし、患者は医師たちの想像を超える殺人鬼だった!ちょっとよくわからない。


【S】Speed「スピード」

監督:ジェイク・ウェスト(「パンプキンヘッド 復讐の謝肉祭」など)
薬物中毒の女性が薬物で死ぬまでを描いてた。意外性がありながら納得出来る話。


【T】Toilet「トイレ」

監督:リー・ハードキャッスル
唯一のクレイアニメ作品でグロさ全開。トイレに家族が皆殺しにされる夢オチ描写も凄まじかったけど、ラストオチが無残すぎ。


【U】Unearthed「発掘」

監督:ベン・ウィートリー(「サイトシアーズ~殺人者のための英国観光ガイド~」など)
消防士たちや神父を蹴散らし、逃げ回る凶暴なモンスター。この怪物の正体は?モンスターの視線からとらえたPOV映像。牙を抜いてたあたり吸血鬼なのかなー?


【V】Vagitus「産声」

監督:カーレ・アンドリュース(「パニック・スカイ」など)
2035年、出産が制限されている社会で、任務遂行中の繁殖管理局の女性エージェントが直面した驚愕の真実とは?まさかのSF、映像が良く出来てた。


【W】WTF!「カオス」

監督:ジョン・シュネップ
『ABC・オブ・デス』のためにアニメを作っていたクリエイターたちに、アニメの内容以上に凄惨な現実が降りかかる!なんだかよくわからない。


【X】XXL「ダブルエックスエル」

監督:ザヴィエ・ジャン(「ヒットマン」など)
「刃物で自分の肉を切り取ってスリムになる」という血まみれビジュアルがおぞましい。


【Y】Youngbuck「ティーンエイジャー」

監督:ジェイソン・アイズナー(「ホーボー・ウィズ・ショットガン」など)
子どもたちのバスケの試合をいやらしい目つきで見つめる中学校の用務員。彼はその報いを受けようとしていた…。


【Z】Zetsumetsu「絶滅」

監督:西村喜廣
放射性物質に汚染され、国民のDNAが劇的に変化した日本で、裸女たちのバトルは続く……。よくわからない。


結構名だたる監督さんも出ていたり、アンジェラ・ベティスさんが作っていたりと面白い試みではある。まあほとんどはおまけ。面白かったのは、「D」のDogfight(実は飼い主ってオチが効いてた)、「J」のJIDAI-GEKI(変顔がやばい)、「T」のTOILET(夢オチのグロさもですが、子供のオチが悲惨で良し)。
あとは次点として「V」の産声でひとつの映画が作れそうです。超かわゆい赤ちゃんが最強の能力者だったというオチが面白いです。低予算のはずなのに豪華に見えるところもマル。「X」のXXLははいたたまれなかったな…気持ちが凄くわかるだけに。
「M」の流産とかは笑えないですよね。あと全体として映像に変にエロを入れたがるのはなんなのでしょう。超つまんないんですが。

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