いやいやえん

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MI5:消された機密ファイル

【概略】
英国諜報部“MI5”の諜報員・ジョニーはある日、上司で親友でもあるベネディクトからある機密ファイルを手渡される。だが、真意を語る前にベネディクトが突然の死を遂げ…。
サスペンス


.5★★★☆☆
年老いたジョニー・ウォリッカーが主役のスパイものです。ビル・ナイ、レイチェル・ワイズ、レイフ・ファインズ、マイケル・ガンボンといった豪華な出演陣にも関わらずTV映画になっていますが、その内容はというと、映画にひけをとらない。
MI5の情報分析官が、1枚の報告書をきっかけに国家の陰謀に巻き込まれるという内容のスパイもの。詳しくはわからないですが、イギリスで話題の「ウォリッカー三部作」の第1作目に当たる作品なのだそうです。
ウィスキーを飲みタバコで部屋を燻らせながら(現実にはお酒も煙草も飲めないし吸えません/笑)味わいたいような映画かもです。
MI5は、国内の保安活動に関わり、活動は国内。管轄は内務省。
MI6は、国内外の防諜活動、情報収集。活動は国内外。管轄は外務省。
「007」はMI6ですね。どこの国の機関でも、他国への二重スパイや、政治的な野心をもった他組織への情報操作者の存在があるのが、やっぱりスパイ物の醍醐味かなあ。
ジャズと女性をこよなく愛する老スパイの、渋い佇まいが素敵だ。主演のビル・ナイが超カッコいい。

冒頭からジャズをバックに線画が背景となる演出がいい。派手なカーチェイスやドンパチはなくアクションも皆無。その分、基本となる脚本や役者が見事で、骨太で重厚な作品になっている。
行く先々で昔の恋人が出てきて、主人公のピンチを助けてくれるってのも、過去の女性遍歴が別れも含めてとても良いものだったんだろうと想像する。
ま、地味と言えば地味な作品なのですが…。彼が政府に立ち向かうのも、自分を信頼してくれてた亡き親友ベネディクトのためなんだよね。「彼が私に託した仕事を最後までやりとげたい。それができなければ私の人生に価値はない。」
続きは作られるのかな?ラストシーンの、オープニングと同じくジャズをバックにどこかへ旅立つジョニーの背中に男の哀愁みたいなもんが漂ってて、いい感じだった。

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