いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

生き残るための3つの取引

【概略】
度重なる失態で世間の非難を浴びる警視庁は、ある日、連続殺人事件の有力容疑者を誤って射殺。上層部はその事実をもみ消そうと、出世できない刑事・チョルギに犯人の捏造を命じる。
サスペンス


.0★★★☆☆
全ての取引の発端となる「犯人捏造」…出世を望む刑事 ×対立する検事×弱みを握る裏組織の3つ巴の駆け引きの中、必死であがく人間模様を描く。
そもそもは「女児連続殺人」の容疑者を警察が射殺してしまった事に始まる。でもいくら世間の非難を浴びようとも、犯人でっちあげはさすがにまずいよ^;映画作品なんかではその無能ぶりを披露している韓国の警察組織、実際にはどうなんでしょうね。この作品に関しても、容疑者を絞っていく過程が粗くてそんなのでいいのか?と疑問に思ってしまう描写だった。
検事買収、証拠隠蔽、犯人模造。刑事チョルギは抜け出せない泥沼にはまっていく…まるで蟻地獄のよう。ストーリーはなかなか見応えがあり、司法組織の暗部を描き出す力技はテンポよくだれない。
学歴縦社会はどこでも同じなんだね。偽装と保身、癒着など、醜い現実が露になっていく。それにしても悪い人物ばかりが登場してきますね。ここで大事なのが4人。大卒じゃないため昇進できない主人公のチョルギ、建設会社の社長で裏組織のボスのチャン、チャンのライバルのキム会長と癒着しているチュ検事。そして犯人として仕立てられたイ・ドンソク。
結局全ての取引の発端である「女児連続殺人」の真犯人がイ・ドンソクだったのが非常に皮肉的でした。チョルギが哀れすぎますね。全て上手く取り図ろうとした事が本末転倒になってしまった。唯一味方であったデホ刑事さえ犠牲になり…。結局韓国社会は裏では全てコネと取引の世界なのか。
主人公チョルギも、最後には保身のための偽装工作をし、真相をつきとめた部下達に殺される。なんて救いのない結末だろうか。

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