いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ミステリーズ 運命のリスボン

【概略】
19世紀前半、激動のヨーロッパ。リスボンの修道院に身を置く孤児の少年ジョアンの出生の秘密を辿りながら、情熱や欲望、嫉妬や復讐に駆られた無数の男女たちの人生を巻き込み、ミステリアスでドラマティックなエピソードが紡がれていく。登場人物たちが胸に秘める“秘密”は思いもよらない形で、別の“秘密”と交差していき、やがて謎に満ちた壮大な運命のパズルは、驚きの結末へと向かう…。
ドラマ


.0★★★☆☆
4時間26分の大長編ドラマ。リスボンの修道院に身を置く孤児の少年ジョアンの出生の秘密が幾重もの男女の秘密と謎に交差していくまるでパズルのような運命を描く。
スケールは大きいし、豪華絢爛な美術と衣装は時代がかっていて素晴らしい出来。どうやら監督さんの遺作になるようです。

19世紀、舞台はポルトガルのリスボン。孤児のジョアン少年が、ディニス神父の計らいで母親のアンジェラと再会。彼女は伯爵夫人だったが、結婚前に最愛の別の男性の子を出産したと知られて伯爵の怒りを買い、8年間屋敷に軟禁されていたのだった。ディニス神父は伯爵の不在中にアンジェラを連れ出しジョアンとともに匿います。なるほど、これはジョアン少年が大人になり世間を知っていく話なのねと思いきや、ここから今度はディニス神父の過去の話へと…。

これは一人の人物に関わる他の人の話へとまた繋がっていく話でありました。舞台もポルトガル、フランス、イタリア、そしてブラジルと変わり、ストーリーが展開されていく。多くのエピソードが積み重ねられるそれは、人形劇も使った、男女や親子の葛藤、欲望や嫉妬による復讐などの人間関係が絡んだもの。過去と現在が行き来し、それでも巧みに絡んだ人間関係の深みにどっぷりと浸かった大作でしたー!

生まれてすぐ殺される予定だったジョアンを、殺し屋に金を払い救ったディニス神父、その殺し屋がそのとき得た大金を元に大富豪アルベルトとして社交界に登場…などなど、スキャンダラスに繋がる運命。あの人の娘が彼女で、彼女に惹かれるジョアンが決闘するのが彼で、となかなかドラマチック。
ストーリーを引っ張って行くのは、ディニス神父。彼が一番の謎と秘密の人物だったなあ。
アルベルトは成功した人物どおり切れ者でしたし、まだ若い純粋なジョアンが破滅の果てにかつて見た夢物語のような自伝を書き取らせているところはなんともいえない感じがありました。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。