いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ムーンプリンセス 秘密の館とまぼろしの白馬

【概略】
父を亡くしたマリアは、ムーンエーカー領主館に住む叔父のベンジャミンに引き取られる。以来、マリアの周囲で次々とおかしなことが起こり始め…。
ファンタジー


.0★★★☆☆
ダコタ・ブルー・リチャーズさん主演、ヨアン・グリフィズさんも出ています。舞台が時代がかっているのもあって衣装や美術品なんかは素敵でした。
父が遺した本と共にムーンエーカー領主の叔父ベンジャミンのもとに引き取られたマリア。本にはこのムーンエーカーを基にしたと思われる「ムーン・プリンセス」の物語が綴られていて、その夜から不思議なことが起こるようになるんですね。

黒ライオンは番犬、姫の恋人に叔父様、ド・ノワール族の姫の父と森の盗賊一家など二役or違う設定となってはいるのだけど、本と現実がリンクしているんです。

勝手に演奏するピアノ、動く星の天井、鏡に映った黒犬ロルフのもうひとつの姿、夜中の白馬の幻影…。館の料理人さんの話では、屋敷に「魔法が戻った」らしいのだけど…。細かい粗さは別にして、こういう設定って英国ファンタジーっぽくて好きだなあ。
本を読み進んで、欲望に心を支配された醜い人間たちに姫が呪いをかけたことを知るんです。伝説では5千回目の満月までに呪いをとかなければ、この谷は闇に閉ざされてしまう…。次の満月がまさにその日。

ファンタジー世界に迷い込んでしまう系の作品ではありません、現代に魔法がミックスされている感じですね。ただそれは本物の魔法でもあり、両家の確執に囚われているプライドという名の呪いでもあり…。
最初は偏屈な叔父(だが素敵だ!)も、不器用な人間であることがわかりますし、使用人ズ2人のとぼけた具合は可笑しかったです。
マリアは、敵対するド・ノワール族の少年ロビンの力を借りて森の中に隠された真珠を探そうとするのだけど、こういうのはやはりプライドに邪魔されて身動きがとれない大人よりも少年少女のほうが色んな意味で身が軽いよね。

祭壇のシーンでの、ひらけた舞台の巨大な満月というのがまた雰囲気よかったよね!たくさんの水の白馬たちが姫を助ける最後は美しい演出です。