いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

めぐり逢わせのお弁当

【概略】
インド・ムンバイ。主婦・イラが夫のために作ったお弁当が、ダッバーワーラー(弁当配達人)によって、なぜか男やもめのサージャンの下に届けられ…。
ドラマ


.5★★★☆☆
インドの文化って面白いねー。弁当届けるのに持たせるんじゃなくて人を介するのか。
ムンバイで、できたてのお弁当を家庭から昼時のオフィスに届けるお弁当配達人「ダッバワーラー」。毎日5,000人の配達人が20万個のお弁当の配送を手掛ける。家庭からオフィスに届けられるまで平均して3~4人、多いときは6人の手を介するこのサービスは、125年の歴史を誇り、そのシステムのユニークさゆえに海外の大学の研究者が訪れることも多い。ハーバード大のリサーチによると、誤配送の確率はたったの600万分の1!本作はその「600万個にひとつ」の奇跡のお弁当から生まれた物語!
誤配達が600万分の1ってところも凄いけど、このシステムが面白いな。こんな雑な扱いしてたら絶対間違えるだろって思います。
本作は、主婦のイラが作ったお弁当が誤配達され男やもめの男性の下へ…イラは夫の反応から誤配達に気づき、翌日の弁当に手紙をしのばせる、というもの。これが単純な男女の物語だったらラブストーリーへと向かうのだろうけれど、そうはならずに心の交流が行われる所がいいね。インド映画なのに歌や踊りもなくって、しっとりとした哀愁漂うドラマになっています。
「電車やバスで立たされ、死んでも立たされるのか」と、生前墓購入の話で寝るんじゃなくて立つ墓を勧められた話が地味にインドの発展と人口の多さを物語っていますね。
あと、自分が老け込んだ瞬間に気づいたシーン(剃刀の後、親父の匂い)がなんともいえないなあ。男性はそんなところから老いを感じるんですね。
ただいまひとつ納得いかないのは、ラストのイラの決断。ブータンへと旅立つ用意…って、なんでですかね?めぐり合い男女が一緒になるなら、わかるけれども。