いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ラッシュ/プライドと友情

【概略】
1976年、F1黄金時代。世界を熱狂させた二人のレーサーがいた。ドライビングテクニックも私生活も情熱型のジェームス・ハントと、レース運びも人生も頭脳派のニキ・ラウダだ。シーズンは、ラウダの圧倒的なリードで幕を開けた。ジリジリと迫るハントを制し、ラウダのチャンピオンが確実視されたその時、すべてが変わった。壮絶なクラッシュ。ラウダは瀕死の重傷により再起は絶望的だった。事故の一因は自分だ、との自責の念を払いのけるかのように、残りのレースに全霊をかけたハントがチャンピオンの座に手をかけた時、ラウダが再びサーキットに戻ってきた。事故からたった42日後、変わり果てた姿で。ポイント差僅か、最終決戦の地、富士スピードウェイで、ライバルを超えた絆を胸に、限界の先へとアクセルを踏み込む。
ドラマ


.0★★★★☆
クリス・ヘムズワース、ダニエル・ブリュール共演。
アイルトン・セナ、赤い皇帝ミハエル・シューマッハ…私のF1知識はそんなものですが、小学生の頃深夜F1中継が頻繁にあったのを覚えていますよ!全盛期ではないにしろ、後盛期ではあったんだろうなあ。アニメ「サイバーフォーミュラ」なんかもあったよね。あのしゃべる車に憧れたこともあった。
そのちょっと前の全盛期に、こんな熱い2人の男のドラマがあったとは。ニキ・ラウダは名前だけ知っていた。でもこんなクラッシュで人体ボロボロになりながらも復活なんてドラマチックな事があったなんて全然知らなかった。
ちなみに、F1といえばフジテレビのT-SQUARE「TRUTH」の曲が頭にスッと入ってくるのですが、この曲も小学5年生の学習発表会の時に鍵盤ハーモニカでソロを独奏したから印象が強烈で覚えている。
ライバルというものは、ある種自分を高めてくれる鏡であると同時に、強烈な個性のぶつかり合いでもあるのだろう。正反対の性格と正反対のドライビング・テクニックの2人は、レーサーという部分では共通していて、掴もうとする栄光も夢も同じ、ライバルであった。

マッハの世界で0.1秒を競う、常に死と隣り合わせの対決。
事故の後のヘルメットを被ろうとするラウダの様子を妻が見ているシーン、止められないけどやめて欲しい。その気持ちがじわじわと迫ってきました。

ラウダとハントの因縁の対決が日本の富士スピードウェイというのも、日本人にとっても大事な一戦だったのですね。エンジンの轟音ととも互いにわかるサイン、認め合った男同士の絆に胸熱です!
車体にも詳しい冷静で安定感のあるラウダ、生存本能も高くそこがリタイアの決断のもとになった。闘争本能で戻ってきたが、大切な守るものがあり、一戦に命をかける意味がなかったんですね。選んだものの重さに「悔いはない」というラウダ。一方ハントはチャンピオンの栄光こそが夢。ここが2人の違いでもあったのでしょう。しかし、ハントはラウダの意思をも継いでいたのだ。
ラストで実際の2人の映像も出てきますが、二人とも結構似せてた。ラウダは結局通算3度の世界王者に。ハントは一回で引退したが、二人がピット横で話している映像なんかをみると、とても悪態をついていた者同士にはみえなかったな。むしろ、戦友でもあり友人としてさえみえた。

もし私が全盛期のF1をみていたら、ニキ・ラウダのファンになっていたかも。正確無比なドライビングテクニックもそうですが、ドラマチックすぎる復活劇まで待っているしね。「不死鳥」なんてかっこよすぎるでしょう。