いやいやえん@引っ越しました!

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ラフマニノフ ある愛の調べ

【概略】
裕福だった生家の没落、恩師との決別、作曲家生命の危機など、人生を波乱に見舞われた彼が生み出した数々の名曲にまつわる秘話がドラマティックに描かれる。
ドラマ


.0★★★☆☆
ロシアの作曲家セルゲイ・ラフマニノフの伝記ドラマ。
ラフマニノフといえば…やはりピアノ協奏曲第二番でしょうか。ピアニストとしても有名な人です。が、それくらいで、実はあまり彼のことは知らなかったりします。
芸術家によくあることですが、順風満帆な人生を歩いてはこなかった人なんですね。裕福な家庭に生まれ才能にも恵まれたが、意欲作が酷評を受けてノイローゼに。うつ病になり、暗示療法を行って自身を取り戻すくだりなんかは現代にも通じるものがあるかもしれない。
ラフマニノフ役の方は、実際のラフマニノフの写真と見比べるとけっこう良く似ています。
彼の人生には3人の女性がかかわってきていて、要するに女性遍歴みたいなものなんだけど^;奔放な年上の女性、革命に傾倒する女生徒、従妹で妻になるナターシャ。彼女たち3人にかかわる節ごとに有名な曲たちが生まれていった(彼女たちが彼にインスピレーションを与えた)的な描かれ方をしていました。
だけど結局彼が自分を見失うほど求めていたものってのは祖国ではなく家族の元であるってことだったのかな。何が大切なものなのか気付いたラストでしょうか。ラストのあの枝を庭にさすシーンでは、家族再生が描かれているのだと思いますが、思うに、結局彼自身の問題とはあまりきちんと向き合ってはいないような気がしました。
10年間で1音符も書いていない、その理由が固執した過去の祖国のことであるというようにはとれなかったなー。もっと内面の問題な気がします。ただ、医者のシーンでナターシャがいっていたように親との関係もよくなかった小さい頃の彼と今の彼自身が同じ事をしてしまっている、その事にも気付いての家族再生であるならば、(変わっていけるので)これは幸せなラストかもしれませんね。
これ、創作伝記だったんですね~。この作品だけでのラフマニノフの印象だと、かなり傍若無人…というか困った人な感じです^;