いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

レア・エクスポーツ 囚われのサンタクロース

【概略】
クリスマスイヴを迎えた北フィンランド。考古学上の発掘作業で掘り起こされたのは、なんと本物のサンタクロース。ところがこのサンタクロース町の子供たちが歓迎するいわゆる普通のサンタクロースではなかった―。
アドベンチャー


.0★★★★☆
角の生えた巨大な氷漬けのサンタクロース。サンタの母国として有名なフィンランドが贈るダークファンタジームービー。
舞台はクリスマス・イブを迎えた北フィンランドの山村。少年ピエタリはサンタクロースが実は恐ろしい存在だと昔の本を読み信じていた。ピエタリが知識をつける「サンタクロースの真実」って本が面白そうでした。

タイトルの「レア・エクスポーツ(稀少な輸出品)」ですが、この意味合いがラストには納得がいって実に上手いタイトルだと思えてくる。
国境付近の山に封印されたという「本物のサンタクロース」が多国籍企業の社長の手によって掘り起こされ…。またお父さんが仕掛けた狼を捕る罠に裸の老人がかかる。それが実は何年もの間氷の山の下で眠っていた妖精だったというから驚きだ。
ピエタリを除いた村の子供全員が失踪し、トナカイたちが全滅するという異常な事態が起こっても、観客には一体何が起こっているのかがわからないのがミソでした。全ては終盤に明かされます。
サンタクロースの正体は、恐ろしい悪魔。村の倉庫へあちこちから集まってくる裸の老人たち。ここで初めて彼らが悪魔に使える妖精であることが明かされるのですが、倉庫の中には氷付けの悪魔(サンタクロース)が。
大量の全裸老人たちが雪の中をそれぞれ斧を持ってわらわら追いかけてくるシーンなんて、ある意味で圧巻だし実にシュールな画でした(笑)股間にはボカシが…。

氷を溶かしてサンタを復活させようとしたり、クッキーに反応したり、ピエタリの罠にかかったりと色々なんですが、少年の勇気がすべてを変える。最後はダイナマイトでサンタクロース大爆発。
ちょっとピエタリに共感し難く唐突な部分はありましたが、恰幅の良い優しいサンタの物語もいいけど、たまにはこういうのもいいよね。ラストで教育されて木箱に詰められて各国に輸出されてゆくサンタクロースたちのオチはなかなかに秀逸。