いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

レ・ミゼラブル

【概略】
ジャン・バルジャンは、パンを盗んだ罪で19年間服役した後、仮出獄するが、生活に行き詰まり、再び盗みを働いてしまう。その罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れた彼は、身も心も生まれ変わろうと決意し、過去を捨て、市長となるまでの人物になった。そんな折、不思議な運命の糸で結ばれた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、ジャベールの追跡をかわしてパリに逃亡。彼女に限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。しかし、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。誰もが激動の波に呑まれていく…。
ミュージカル・ドラマ


.0★★★★★
思っていたよりも良かったー。でも泣くほどでもなかったかな。
主人公ジャン・バルジャン役のヒュー・ジャックマン、法の番人ジャベール役のラッセル・クロウ。不遇のファンテーヌ役のアン・ハサウェイが名曲「夢破れて」を素晴らしい声で歌いあげる(彼女が歌が上手いのは知っていた)。古典名作なのであらすじは多くの方が知っているとは思います。

ジャン・バルジャンはパンを盗んだ罪で19年間服役、仮釈放されたものの教会で再び盗みを働いてしまう。しかしその罪を見逃し赦してくれた司教の真心に触れ、身も心も生まれ変わろうと決意。名前を変え工場主として成功を収め、市長の地位にまで上り詰める。しかし、警官のジャベールは彼を執拗に追いかけてくるのだった。

そんな折、かつて自分の工場で働いていた女性ファンテーヌと出会い、彼女から愛娘コゼットの未来を託されたバルジャンは、ジャベールの追跡をかわしてパリに逃亡。彼女に限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。
しかし、パリの下町で革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発。バルジャンやコゼットも次第に激動の波に呑まれていく…。

贖罪から始まったとは言え、娘は生きる喜びそのもの。バルジャンのコゼットを思う気持ちがとっても伝わってきた。喜びや愛、罪に憎しみ、葛藤や苦しみなど人間の色々な感情を高らかに歌い上げた作品だと思います。
普通は歌を先取りして口パクで画を撮るのですが、この作品では歌を同時収録したため、人物のクローズアップが多く使われています。役者たちから溢れ出す感情を撮りこぼさないようこだわられた演出は、見ている側の感情を揺さぶります。
それにしてもアン・ハサウェイさんのこの作品への思い入れが物凄く伝わってきて、圧倒されてしまいました。「夢破れて」は本当に良かった!歌い終えてからもいつまでも泣いていたとか。このシーンだけでもこの映画を見る価値は十分にあると思います。長く美しい髪を短く切られてしまう所、もっと長くみせて欲しかったかも。

あとはやはり、ガブローシュ少年のシーンが良かったかな。ジャベールすら自分の勲章を授けてしまう少年の死。それにエポニーヌも不憫な役どころ…歌が一番上手いのはさすが舞台役者さん。学生リーダーアンジョルラスも印象強め。グランテールも良かったよね。
それにしても、やはり歌!曲が素晴らしい。頭から離れない名曲の数々。冒頭から引っ張っていってくれますよ。冒頭の音曲部分が一番好き、途中でも使われてますけど。

19世紀にヴィクトル・ユーゴーが書いた同名小説が基。これまでその普遍的な魅力により、映画化、ドラマ化、舞台化されている作品。
一般的なミュージカル映画だと「え、そこで急に歌うの?(笑)」といった不自然さがあるのだけれど、それもないのがこの作品のいいところのひとつだと思う。ほんとうに全編ミュージカル、なのです。