いやいやえん@引っ越しました!

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ローマ帝国に挑んだ男 パウロ

【概略】
イエス・キリストの死後、エルサレムはユダヤ人自治の下、宗教と政治においてパリサイ派とサドカイ派という二つの派が対立していた。一方キリスト教の信者たちは熱心な布教活動により何千人にも増えていく代償に、信者たちへの迫害も激しさを増していた。パリサイ派の青年サウロは信者迫害側だったが…。
ドラマ


.0★★★☆☆
なんとこれ3時間近くあるんですよ!!イエスの死後のキリスト教下、迫害されるキリスト教伝道師パウロの福音伝道のストーリーです。あ、私別にキリスト教の信者ではないですので。
イエスの死のストーリーってその前から直後までくらいしか描かれないことが多い。これはイエスの死後、迫害されるキリスト教を描いているのが新鮮でした。ペテロやヨハネたち12使徒も出てきます。
この作品ではサウロ(パウロ)がまだローマ側でいる状態からパリサイ派(律法派)とサドカイ派(神殿派)の対立や彼が伝道を続けてローマへ到着するまでが描かれていました。そんでもってヨハネがイケメン、パウロが格好良く描かれてます ∑(´□`;)
彼はもともとローマ人と共にキリスト教を迫害する側で、啓示をうけたことから回心して伝道するようになるんですが、「目から鱗が落ちた」の起源になった目が見えなくなるエピソードもありました(回心があまりにも早すぎて違和感ありましたけどね)。啓示をうけたことから回心して伝道するようになるんんだけど最期はローマで捉えられ殉死。「ローマ人への手紙」なんかの手紙類が有名ですね。方々に伝道旅行し、キリスト教の伝道発展に大きく貢献した人物です。
母に安らぎの死を与えたイエスの信徒たちに深い憎悪をむけるサドカイ派の祭司であり親友ルベンは、結局回心してキリスト側に回ったパウロを殺そうとする。この親友の存在があまり宗教に興味のない人でも、ドラマチックになってみやすくわかりやすいようにしていると思います。
なかなか面白かったですし俳優さんがたも良かった。律法にこだわる彼らの様子には若干違和感がありましたが、そうだよねもともとはユダヤの話で。異邦人に対しても戒律を押し付けるのではなく隣人愛によってのみその教えは守られるというのはパウロの意見だったんですね。これがあるからこそキリスト教がユダヤ以外にも大きく広まったのかもしれません。
信仰や言葉の中に愛がなければ何の意味ももたないなど、教えの中の台詞がたくさんありますね。物語としてはローマに到着して終わってしまいますが、出来ればローマ内でのパウロもみたかったかなと思います。