いやいやえん@引っ越しました!

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ローマの教室で ~我らの佳き日々~

【概略】
冷静な女性校長、情熱に燃える補助教員、情熱を失った皮肉屋の老教師というタイプの異なる教師3人が、それぞれの生徒との関わりを通して自らの価値観を見つめ直していく。
ドラマ


.0★★★☆☆
「教師の仕事は学校内だけ」という冷静な女性校長ジュリアーナ。
「生徒にやる気を起こさせる」と情熱に燃える補助教員ジョヴァンニ。
「生徒はみんな頭がからっぽ」と嘆く情熱を失った老教師フィオリート。
タイプの異なる3人の教師が、それぞれに事情を抱えた生徒との交流を通じ、自らの価値観を見つめ直していく姿を描く。
校長を務めるジュリアーナは、なりゆきから親に見捨てられた男子生徒の面倒をみることになる。熱血ぶりを発揮する国語の補助教員ジョヴァンニは、ずる休みを繰り返す生徒に振り回されていた。美術史の老教師フィオリートは、教育に対する情熱を失っていく中、かつての教え子と再会する。
日本と比べて、外国の高校生は風貌や体格は大人。聖人君子ではない普通の人間でもある先生たちが、生徒に手を焼き、親切にし、誤解し。
誤解から生徒の進級を拒否して留年させたり。または昔の教え子の言葉からかつての教育への情熱を取り戻したり。先生とて人の子、逆に生徒から教えられて気付くこともあるのだー!という、押し付けがましく教育とはこうあるべきといった風にはならない。結論も出さない。何が正しいのかなんて、誰にもわからない。教育とは年の差はあれども人間と人間の触れ合いなのだから。
それぞれに、問題のある生徒たちが絡んできて、生徒にとっても教師にとっても、何らかの成長につながる展開が魅力的な一作でした。
個人的には皮肉屋の老教師フィオリートが好きでしたね。