いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

私の少女

【概略】
海辺の村に赴任してきた警官のヨンナムは、少女・ドヒと出会う。ドヒは継父・ヨンハと暮らし、日常的に暴力を受けていた。
ドラマ


.5★★★☆☆
孤独なエリート女性警官と残酷な世の中に放り出された少女。二人は出会い、生きる意味を見つける―。
ペ・ドゥナとキム・セロンが共演。
左遷されたエリート女性警官が、過疎の漁村に地元警察の新署長としてやってくる。このヨンナムは実はレズビアンで、ソウルでエリートコースを歩んでたが、それがスキャンダルとなって左遷されたのだった。そしてそこに現われるは虐待されている少女。少女は助けてくれるヨンナムを大好きになり、ヨンナムも少女をとても可愛がる。しかし…と言う話ですよ。
やがて激しく自分に執着するようになってきた少女の存在に少し戸惑いを憶えるある日、偶然にも少女の継父ヨンハはヨンナムの過去を知り、社会的な破滅へと彼女を追いこんでゆく。ヨンナムを守るため、すべてをかけてドヒは危険な選択をするが…。
感情が不安定で、何を考えてるのか読み取れない少女。ヨンナムは自分と少女を重ねる…。向けられる愛情を虐待からくる孤独なのだと、自分を納得させようとする。でも、こんな不安も脳裏をよぎる。私を恋愛対象として見てるのでは?それは、レズビアンである自分であるからこそ恐れる気持ちであり、少女が祖母を事故死に見せかけて殺したのも、私と一緒にいたいからなのではないか。
ヨンナムの元カノがおしかけてきたこともあって、ヨンハはヨンナムの隠していた真実を知り、少女に対する児童虐待で告発してくるのである。しかしこの絶体絶命の状況を、少女が継父に性的虐待を受けた風に仕掛けてひっくり返す。
若い警官が「何だか不気味な、何を考えてるのかわからない子」と形容した魔少女っぽさが恐ろしい少女でありつつも、少女はただ純真にヨンナムを慕ってただけなんですよね。最後に、一人去ろうとしたヨンナムは、少女とともにゆくことを決意するのであった。「私と、行く?」
しかし、韓国には法制度がないの?と勘違いするというか、少女の背中にあそこまで酷いアザを見つけたら、児童相談所的なところに先に通報するんじゃないのかな。なんで通報せずに自分宅に引き取るの?と謎でした。女二人とはいえ、14歳の少女と妙齢の女性が一緒に風呂に入るか?とか、謎でした。
とはいえ、韓国映画は差別をがっつり描きつつもきちんとエンタメとして昇華させられるジャンル。これも面白かった。