いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

わたしは生きていける

【概略】
生まれた時に母親を亡くしたデイジーは、見知らぬ3人の従兄弟とひと夏を過ごすため異国の地を訪れる。
ドラマ


.0★★★☆☆
これ英国産のYA小説だったんだねー!
自意識が強く反抗的なデイジー(気取った典型的な嫌な女風)が、英国で純真な従兄弟たちと過ごしていく内に心開いて、ついには長兄エディとの間で初めての恋に落ちる。しかし世情はそれを許さず、第三次世界大戦勃発に伴う戒厳令がしかれ、デイジーたちは突如現れた軍に拘束され離ればなれにされてしまう。軍の管理下に連れて来られたデイジーは、エディとの再会の約束を胸に秘め施設を脱出。荒廃した世界に身を投じていくのだった…。
シアーシャの為のシアーシャ・ローナン映画になってますね。
前半は時間を割いて従兄弟たちと過ごす描写が描かれていました。のどかな生活の中でデイジーが心開いていく描写が描かれていたんだけど、結構急に心惹かれてる気も。まっ向こうは日本と違ってこんなもんなのかなー?
後半は急展開。急速に治安が悪化して行く中でデイジーは幼い従妹パイパーと共にエディとの再会を夢見て逃避行を決行するのです。エディ、エディ、エディ!絶対にこの家に戻ってくるという約束だけを胸に、デイジーたちは歩き続けます。次兄弟が撃ち殺されてたり、内戦による混乱や治安の悪化(特に婦女暴行)が映されていきますが、どちらかといえばそれもエンタメという感じではなく全体に淡々とした描写であるのが、なんとなく英国産な感じ。
過酷な環境下で力強く生きているヒロインの姿を描いた作品で、戦争の悲しみが深く刻まれつつも再生しつつあるというラストでした。デイジーたちも過酷なものをみてきたでしょうが、それ以上にエディたち男の子たちが何を見てきたのか、体験したのか…何も話さなくなった、かつては穏やかだったエディの全てを受け止めて、「あなたとなら生きていける。」そう確信してささやくデイジーの柔らかい美しさがせつなかった。