いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ばらかもん

【概略】
書道界の重鎮を殴った罰として、日本西端の島で一人暮らしを始めることになった若きイケメン書道家・半田清舟。都会育ちで神経質な「半田先生」の前に現れるのは、自由奔放で個性豊かな島民ばかりで……!?
アニメーション


.5★★★★☆
おススメです。の、第二弾。全4巻12話。慣れない田舎暮らしの洗礼を受けながら、書道家として人として少しずつ成長していく青年のハートフル日常島コメディ。
主人公の「1位以外は価値無し」という芸術家気質の意識(のようなもの)を克服した成長が描かれていて、漫画原作は未読ですが、日常系のほのぼの作品でした。


主人公のプレッシャーに極度に弱くてへたれで情けないところが面白いと思います。なんだかんだと周囲の人々が彼のところに集まってくる、その微妙にいい気持ちにさせてくれるところが主人公とシンクロしますね。
幼女「なる」の存在が大きいかな。「自分らしさってなんだろう。」イケメン書道家青年が田舎に来て人間として成長していく物語なんですが、そもそもは賞をとった自分の書道に「型にはまったような字」といった書道の大家を殴った事で、離島で生活することになったのです。
1話から「この壁をこえんとなんも見えんぞー!」とか、結構深い意味にとれる台詞が多いです。そういう意味で、クスクス笑いながらも心にじんわりと沁みていく作品でした。主人公・半田先生の声が小野大輔さんなのも個人的にツボ。

ゴルゴ状態の大人の階段を登ったなる(あけ口をあけろと読めるようになった)や、餅拾いでのパンチ(パンチパーマの肉体派おばさん)など可笑しかったですが、最後取れなかった人にぜんざいを作ってもってきてくれるっていう、そういう優しい部分がとっても癒される。
おススメ前作の「坂道のアポロン」も良かったですが、こっちのほうが好み。次回予告のおまけ「みじかもん」も面白いし。
あと、なるがとっても半田先生が好きで、大好きで、半田先生に遠距離の彼女がいたりして!?の部分での「せんせいが人妻だった~~(使い方間違ってる)」となってるのが可愛い(笑)大丈夫、先生の「通い妻」は、なるだからね(笑)。子供たちの声は実際に子供たちが吹き替えてたりして、子供感があってとってもいいですね。

イケメンのヘタレ具合をみるのが楽しいってのもあるのですが、基本癒し系ほのぼの成長なので。心に刺さる台詞が幾つも出てきましたよ。ハッとさせられる。それこそ子供から大人まで、巧いこと言います、原作でもそうなのだろう。上ばかりみているから、とか、それこそOPの歌の「自分らしさってなんだ?」ですね。

人と人が関わると、そこに何かしらの感情や距離が生まれる。この島ではそれが優しくて近い。半田先生がふとした瞬間に島の風景に目を奪われ、書の神が降りてくるのも(笑いながら仕事します)大抵が子供たちや村人と関わった時。最初に書いた「楽」と言う字が全てを顕しているのかもだねえ。
ただまだ続刊しているせいか、終わり方がちょっと半端だったかな。「みんながいて楽しかねー^^」「そうだな。この時間が大切だってことだ。…わかるか?」「んー~わからん!」
「石垣」と冠して出品した書(島の人々の名前を書いた)は、他の書道の重鎮たちもいて1位も2位も取れなかったわけだけど、自分に納得のいく書が出来た事で、ひとかわむけて成長できた半田先生でありました。