いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

人形霊

【概略】
彫刻家のヘミは、人形のモデルになるため、森の奥深くにある美術館を訪れる。招かれたのは、写真家のホンと学生のソニョン、球体関節人形を離さない少女ヨンハと、飛び入りで参加した男性モデルのテスン。館内は、不気味なほどに精巧で美しい人形に埋め尽くされていた。早速、全員の写真撮影が始まるが、突然、ヨンハが何かに怯え気絶してしまう。その夜、ヨンハの人形が、目が飛び出て首を切られた無残な姿で見つかった。それは、悲劇の始まりに過ぎなかった…。
ホラー


.0★★★☆☆
韓国ホラー。韓国ホラーって日本人感性に近いものがあるんだけど、どうしても終盤でその感覚が大幅にずれてしまうという印象があります。これもそうでした。いわゆる「途中まではいいんだけどねー」というやつです。
人形の少女ミナは可愛いし、「人形」自体も不気味さをだしてて良かったと思うんだけど、なにか物足りない。
冒頭の人形物語が怖いな…。人形制作のモデルになるために人里はなれた美術館に来た4人と飛び入り参加の1人。
この居間に飾られている球体間接人形はカスタムドール(ドルフィー)みたいな感じなんだけど、各部屋の天井の人形とか鏡をもつ人形とかが気味が悪い。
そもそも人形という人の形を模したものには、身代わりとして穢れや忌むようなことを写すという役目があったこともあって罪悪感にも似た嫌悪感を抱きやすいと思うのです。気味が悪いのは人を模しているから。これがクマやウサギならそういった嫌悪感はもちませんもんね。生霊の話がありましたが、人形に魂が宿ると聞くと普通「嬉しい」よりも「怖い」です。

地下で鎖につながれている人形師の夫は、ミナを作った人物。人形の生霊に取り憑かれた妻の復讐を止めようとして、妻と館長に幽閉されているんですね。冒頭の人形物語がここにつながってくるわけ。
つまりは持ち主に捨てられた人形が持ち主に復讐する話なんだけど、昔バイクにひかされそうになったのを助けてもらった事を思い出して、ミナはヘミを殺せなかった。「どうして私を捨てたの」涙をためながら、どうして私を捨てたのというミナのシーンは少し切ない。
冒頭の人形物語が端を発するものでした。人形は愛した男を殺した4人の子孫に復讐しようとし、また「女」を殺した相手も呼び寄せる呪いをした、つまりそれがテスンの祖先。
あなたが昔大切にしていた人形は今どこにありますか?もしかすると恨まれているかもしれませんよ。なんちゃって。