いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

アイアンクラッド

【概略】
1215年、ジョン王は国民に自由を与えること、国王といえども法の下にあることを確認する文書、マグナ・カルタに署名をさせられる。意に反して署名させられたジョン王は怒りに震え、悪人揃いの傭兵団を結成。全権力を奪回すべく国中で暴れ回る。王権を奪回しようとロンドンに迫った王と傭兵団、彼らの勝利の前に立ちはだかるものは、もはやロチェスター城だけだった…。
アクション


.5★★★☆☆
マグナ・カルタ憲章の裏でこんな事が起きていたとは。
要は、マグナ・カルタに署名させられ、王位は残されたが権力を奪われたジョン王は、傭兵らを雇って貴族や教会を再度支配に置こうとする。貴族は王に対抗するため、フランスに軍派遣を要請し、到着するまでロチェスターの城に籠城してジョン王の軍勢に立ち向かうというお話です。
もともと無茶な設定ですが、味方は騎士と兵士あわせて20人ほど。大半のシーンが篭城戦なので戦闘シーンが多く、なかなかダイナミックで人体切断などのシーンもあります。篭城戦自体は投石器を使ったりとなかなか迫力がありました。
主演にジェームズ・ピュアフォイさん、共演にブライアン・コックスさん、ポール・ジアマッティさん。
しかし城主は自分の城が戦場となることに不服であまり協力的ではなく、また主人公の騎士トーマス・マーシャルは城主の妻と惹かれあい、十字軍の騎士で女性との接触を禁じているマーシャルの罪悪感も露になっている。
フランス軍が到着する事、それはジョン王の敗北となるのですが、ジョン王役のジアマッティさんのとくに捕虜となった男爵と会話するシーンでの鬼気迫る様相はなかなか良かった。
あとは傭兵の武器が盾割り用手斧だった事、水や食料などの確保が肝心な事、冬にジョン王が軍を退いていた事、食料が尽きて馬を食べていた事などが個人的満足要素でした。篭城する城の水源に毒が投げ入れられれば終わりなので、この正攻法で防衛して攻撃する感じが実に良かった。その分20人しかいない味方側は不利も不利、悲壮感が漂ってるところが実にいい。
豚の脂は良く燃えることから塔の地下を爆破され塔が壊れていく様も迫力があり、塔の上部での戦いは手に汗握りました。剣が砕けるところはマーシャルのテンプル騎士としての役目も終わったと言う事だったのかな。
地味だけれど堅実な作品でなかなか楽しめました。