いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

4人の食卓

【概略】
結婚が近いのに、なぜか不安な気持ちを抱えていたジョンウォンは、地下鉄で目撃した少女ふたりが、その後、母親に毒殺されたことを知る。そのとき、その少女が部屋の食卓にいる姿を目撃。その後、教会の信者のヨンが気を失い、彼は自宅で休ませるが、目覚めた彼女は「テーブルの子どもたちを寝かせたら」と言い、ジョンウォンは驚愕する…。
ホラー


.0★★★☆☆
なぜ地下鉄内で毒殺なのかと思わなくもないのだけど、主人公は前日の夜少女達を目撃しており、もしかすると少女を助けられたのかもという罪悪感が、主人公の記憶のそこにある「過去」を呼び覚ますきっかけになります。
普通にホラーなのかと思ったら、実はけっこう重い話でした。
心の弱さやトラウマなど、精神的にジワジワくるものがあります。
なかなか衝撃的なシーンもあります。自殺で落下中の女性と目があう、子供がバックしたトラックにひかれる、練丹火事で焼け焦げた妹 など。
今では自分も理由を覚えていないような過去やトラウマ的なものって、大なり小なり誰でも持っているんじゃないのかな。その登場人物たちのそれぞれの心の襞が、まるで螺旋のようにこちらにも広がってきます。
人は自分がは「受け入れられるもの」しか信じない。信じたくないものには目をつぶり、それに対して全否定してしまう。
ラストの食卓で彼女が前にいるのに気付き、スプーンをとめ「どう、美味しい?」と聞かれたときの主人公の表情は素晴らしかった。