いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

夢売るふたり

【概略】
小料理屋を営む貫也と里子夫婦は火事によってすべてを失ってしまう。夢を諦め切れないふたりは、結婚詐欺を繰り返すことで金を稼ごうと計画するのだが…。
ドラマ


.0★★★☆☆
どんな理由があろうとも、結婚詐欺はいかん!!と思います。
夢を取り戻そうとする夫婦と、その犠牲となる女性たち。平凡な男性にこんなにも惹かれてしまうのは、男の心中にすっと心に入ってくる優しさなるものを女性たちが嗅ぎ取っているからなのでしょうね。
しかし松たか子さんは素晴らしかったです、逞しくもしたたかで繊細な女性を巧みに演じられてた。ラストで働いてるシーンがありましたが、最初から二人して働いてまたいつか金を貯めれば良かったのだ。いつか出所する夫を待つのであろう強さをもの凄く感じました。
夫婦に何かが起きた時、一番大切なのは相手を思いやる事だと痛感させられました。男の弱さや女の弱さが随所に出ていたと思います。この夫婦に足りないのはなんだったのか。夫は騙す女性たちの境遇に同情し、妻は複雑な思いになりながらも夫をけしかける。
里子が一線を越える気持ちは私には理解できなかった。夢を売っていた二人が、実は夢を一番望んでいたというのも皮肉な話。
夫婦の関係が次第に共犯者へと変わっていくスリルもありました。自分でけしかけておきながらも、それに憤慨する女性心理の奥深さは共感出来たかな。前半、二人が自転車を相乗りする姿がなんだかとってもラブラブに見えたなー。
しかしながら後半で子供があんなことするとも思えないし、ちょっとオチが強引過ぎたかしら。