いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

皆さま、ごきげんよう

【概略】
アパートの管理人を務める武器商人の男と、骸骨集めが趣味の人類学者は悪友同士。ある日、大規模な取り締まりによって街からホームレスが追い出され、住人たちは立ち上がるが…。
ドラマ


.5★★★☆☆
冒頭のシーンの数々がコメディ?って思っちゃった。フランス革命時でギロチンで首を落としその首を嬉しそうに包む女性、戦場で登場するたびパンパン撃たれる兵士、聖職者に水でボールみたいに清め沈められる兵士たち、タンクローリーでぺちゃんこになった人を運ぶ人々(文字通り紙みたいに)とか。ブラックジョークか?と思うものの、どちらかというと人々の悲喜こもごもという感じにみえる。
覗きが趣味の警察署長、ローラースケート強盗団、黙々と家を建てる男、没落貴族、気ままに暮らすホームレス、そしてお構いなしに町を闊歩する野良犬と、群像劇みたいな感じなのか。
冒頭で述べたように、何でもない事を次々と見せられる感じ、一応話はありますが、コントみたいなのを繋ぎ合わせるような作品になってて、気付くと引き込まれてました。娯楽作品では無いのでこういうのが駄目な方はまったく受けつけないと思います。私は気づくと面白いになってて、結構いけた。
このタイトルの皆さまというのは、ここに出てくる登場人物やまだ見ぬ人々の事を指すのだろうな。そんな色々な人間たちに「ごきげんよう!」と挨拶するような、気持ちのいい作品だった。
ロイ・アンダーソン作品ほどシュールコメディでもなくって、悲喜の悲のときでもユーモアが内蔵されているような?どこか不可思議な、マイペースに生きている人々の姿。「歓喜の歌は最低」とか(笑)、孫娘たちのらくがきが画家よりも売れて「ショバ代を払え」とか(笑)婆さんたちに暴行受ける爺さんとか、電車を真ん中に携帯で喧嘩する爺さんズとか。警察署長が市民の敵(それも娘が町のごろつきといちゃいちゃしてたからという理由)なのが普通で良い。
魚の頭カットの小ギロチン、あれいいキッチングッズだね!
後からジワジワ来る映画でした。

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