いやいやえん

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個人の感想なのでネタバレしています

キング・アーサー

【概略】
王であった父を殺されてスラム街で生きてきた男が、聖剣エクスカリバーを手に親の敵である暴君に立ち向かう。
アクション


.5★★★☆☆
映画館鑑賞。
スラムのガキから王になれ!
腹に響く重低音の音楽がとかく心地いい作品でした(劇場の音響だから余計に良かった、ほんと腹に響く!)。スタイリッシュだと思います。「コードネームU.N.C.L.E.」ほどではないが、「シャーロック・シリーズ」よりも個人的には好き系。ガイ・リッチー監督作品、チャーリー・ハナム、ジュード・ロウ共演。
ただ…古典的なアーサー王伝説をイメージして見たなら、なんじゃこりゃ。になると思います。私が鑑賞した回ですが年配の方が多く、特に高齢の御婦人も来ていたので、勘違いしてみたのかなあ…とか思ったり。

円卓、アーサー王、魔術師マーリン、湖の乙女、と一応アーサー王伝説に繋がる部分はとってある事はあるが、別のファンタジー世界のお話というか。基本、時代はお構いなしのファンタジー。「ナポレオンの~」とかって台詞もあるくらい。服装も言葉も現代っぽく、あえて言うなら現代の別世界のファンタジーだろうか。
「パシフィック・リム」のチャーリー・ハナムが9キロ重量化して主人公のアーサー役。ジュード・ロウは叔父で父王を殺した悪役でした。マーリンの使者である魔術師=メイジ(この映画、マーリン自体は出ない。)が(役者はアストリッド・ベルジェ=フリスベさん)かなり痩せ細ったレア・セドゥ似で凝視してしまったが(笑)彼女ひとりであんな魔法を使えるのならば、魔術師たちとの父王時代の戦争ってかなり大変だったのではなかろうか!と思ってしまったね。

また、聖剣エクスカリバーの威力が半端ないので(時間がゆっくり流れる…風圧で色々吹っ飛ぶ等)、愛妻に愛娘まで魔物に差し出したジュード・ロウの演じたヴォーティガンがそれと引き換えにどんな暗黒パワーを得たのかが微妙に判然としないままアーサーとの決戦に雪崩れ込んだのは残念。説明があれば盛り上がっただろうにね(娘や妻を大切に思っていた過程とかもないしさー)。まあ、あの魔物の姿(妖艶な美女二名の触手と本体の醜悪さ)や異様さは凄く良かったですが!

そういえばベッカムがカメオ出演していたのは気付いたけど、ほんとにチョイ役、聖剣の岩(父王;)の監視役でしたねえ。父王の死に際はかっこよす。剣ぽーんと投げて自分に刺さりーの岩になりーの。なるほどねえ、ですよ。
低評価の意見が多いですが、個人的にはかっこいい音楽と映像が好みでした。色使いとかね。泥まみれの泥の中から海に放り投げたはずのエクスカリバーが現われるシークエンスなど。
たしかに難点も多い。スラムのガキにしてはアーサー大きくマッチョになりすぎじゃね?とか…。いや、アーサーが大人へと成長する部分をパラパラっと見せていくシーンでどんな苦労をして知恵をつけ体を鍛えてきたのかとかがわかるようになってるのはわかりやすいんですが、「スラムのガキから王になれ!」ですから、どんな少年時代かと思うじゃないですか。少年時代はテンポ良くすっ飛ばして青年時代になっちゃうのは仕方ないね。あと上記のほうにも書いたけど、ラスト決戦での力のバランスというか、ダークサイドに堕ちちゃった叔父の力ね。劇中では炎を現出させたりもしていたけれど、炎を実際に使って攻撃するシーンなんてほとんどなかった…。悪魔騎士になってしまっていたしねー。あとは(まだまだある)無理やり過去を受け入れさせようと危険な島に1人行かせるシーンとかかな。それとか…竜かと思ったらゾウだったとか(中略)もう少し脚本は整頓できたと思う。ちょっと粗が多く目立った部分がある。
母親が人形のように崩れ落ちて暗転からの重低音による音楽が一気に流れてきたのは最高にハッピーでした!「敵を作るより仲間を作れ」って台詞が何回か出てくるんですが、これ現代にも通じるいい台詞だなあ。でも当初の「聖剣無双」ってサブタイついてたほうが、個人的にはB級っぽくて好きだったかな。

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