いやいやえん

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クローズド・バル 街角の狙撃手と8人の標的

【概略】
マドリードのバルで1発の銃声が鳴り響く。客が店の外に出た途端、頭を撃ち抜かれたのだ。ほかの客が撃たれた男の様子を見に行くと、さらなる銃弾が放たれ…。
サスペンス


.5★★★☆☆
『気狂いピエロの決闘』のアレックス・デ・ラ・イグレシア監督による密室サスペンス。
バルってなんぞや?と思ったら、バーの事だったのね。概略どおり、一発の銃弾から始まり、二発目が放たれるまではいいのですが、それきり狙撃手がでてこないので、邦題のサブタイは微妙な事になりますね。
実は、この狙撃は、冒頭でトイレに駆け込んでいたある病原菌をもった男性による他の客と店員への「感染」を疑った政府の、全員感染したから殺してしまえという無茶苦茶な措置だったのです。ここの真相は、普通に明かしても問題ないと思う。この作品は、その「真相」よりも、客たちの疑心暗鬼とパニック状態を楽しむ映画かと思います。
感染を免れようと、感染原の男性が持っていた数本のワクチン入り注射器が人数分足りないからと、奪い合いに発展し、店から地下倉庫へ、そして下水へと移動しながら糞尿まみれになりつつも、銃を撃ったり鉄棒を振り回したりと、その必死すぎの様子がテンポ良くかつ恐ろしく描かれているのが面白いです。
この監督さん特有の相変わらずのテンポの良さに加え、どこかねっとりとした作風はやはりスペイン映画ですね。男性陣には嬉しい美女の下着姿のオイルまみれなんかもあって、100分ちょいながらも見ごたえは十分。
冒頭の寄生虫映像がかなり気持ち悪いですが…。
自分のために暴力を振るうも最後は自分を犠牲にする者、自ら死に行くもの、他人を蹴落とそうとする者、復讐に走る者、色々な人間がいて、最初に他人を貶めた者達がさっくりと政府によって排除される展開なんかは良かった(店長さんもう少し頑張るかと思ったけど!)。それぞれの本性がむき出しになっていくのはなかなか良いです。
それにしても、エレナ(美女)の下水移動時のもう無理感は凄い、あんな狭いとこ人間通れるんだ?腰と肩さえ入れば…いけるか?

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