いやいやえん@引っ越しました!

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

インターステラー

【概略】
地球の寿命は尽きかけていた。居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか?
SF


.5★★★★☆
相対性理論、量子力学、ワームホールなどなど…SF好きにはおなじみ、だけど実際のところどんな事だと説明を求められたらお手上げが正直なとこ。
物語のスケールや映像のクォリティはびっくりするほど壮大なんですけど、結局は愛の物語に帰結した話かと。
主人公クーパー役のマシュー・マコノヒー、娘のマーフィー役の少女と、(成人時の)ジェシカ・チャスティンの3人が迫真の演技でした。映像面においても、例えばワームホールの中への時空間移動など、体験した事のない「こうであろう」というSF的演出を、現実を帯びて映像化したのは本当に素晴らしいことだと思います。

第二の地球を探し求めて旅立つという言わば古典的ストーリー、しかし地球との「時間」のずれによって生じるタイムリミットや、家族愛。この辺が壮大な宇宙の間で行われるメインなのです。「子供を置いて旅立つ」とか、「愛してる人がいる」とか。はたまた「救援を出したのは自分が生き残る術」だったり。ただ当たり前だけど人類の救い手となるべく旅立った彼らにだって家族や想いあう人がいるわけで。宇宙にとっては小さい話でも一人の人間にとっては大きな話なんですよねえ…。
しかも、ビデオレターにおけるこんなにも残酷な相対性理論の演出は見たことないです…。(ある宇宙空間のたった数時間で父親と同じくらいに成長した息子と娘)かなり精神的にキツいものがあります。

本作はゴリゴリのハードなSFであるにも関わらず、わざと説明しないのもあって、私のようなSF的知識不足状態で見ると「父と娘の愛」という方向での理解しかできないという、とても残念なことになってしまいますが、それでもこの物語は面白かった。
ブラックホールの中でクーパーが見る図書館の立方体のような光景。五次元の内側に三次元を作って「次元を超えられるのは重力だけ」全ての次元時間がマーフの部屋に繋がっていた。選ばれたのは、クーパーではなくマーフだった。真実を知ったあと、何百年か先、人類が全てを超越する日もくるかも、というところでフェードアウト。気づくとクーパーは病室で気がつくのであります。クーパー・ステーション、そう名付けられたコロニーで。このクーパーはクーパーでも、娘のマーフのことなんですね。ラストは涙がボロボロでてきちゃったよ。「親が子を看取るなんて悲しすぎる」ってね。
重力ターン! サポートロボットが中々ナイスでした。
確かに難しい映画ですけれど、それをあまり感じさせずに一気に引き込まれる169分でした。