いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

青髭

【概略】
“青髭”と呼ばれる金持ちの男と暮らす美貌の妻は、ある日青髭から「絶対に入ってはいけない」と言われていた小部屋に好奇心から足を踏み入れ…。
ホラー


.0★★☆☆☆
有名なシャルル・ペローの「青髭」を、監督さんの独自解釈で映像化した作品。
「青髭」といえば、青髭と呼ばれて恐れられている男のもとに嫁いだ女性が、この部屋にだけは入ってはいけないといわれた部屋に好奇心から入ると、そこには行方不明になっていた前妻たちの死体が…。で、アンヌ姉さんと兵隊の兄たちの力を借りて逆に青髭を返り討ち、遺産を相続してエッヘッヘって話でした。案の定ペローさんなので大人の事情として欲にまみれた裏読みできる物語です。
この作品でも、父を亡くした姉妹が修道院を追い出され、なんやかや「金持ちになってやるわ!」といっていた妹が青髭のもとへ嫁ぐことになります。ときおり、現代に近い年代の屋根裏での姉妹の描写がありますが、これはこの姉妹が読んでいる本の中身という設定です。
鳥が首を切り落としてもしばらくバタバタ動いているのが気持ち悪かったですが、青髭自体ははそう悪くはみえない(一応醜いという設定)。美しいが少し変わった妹が選ばれたのは必然だった気もする。彼女は打算はあっても若者特有の価値観では彼をみていなかったから。ただ性格は傍若無人ですよね、この子。結婚生活自体はけっこう上手くいっていたと思う。娘を見守る父親みたいな感じにもみえるけど、まだ子供の妻をどう扱っていいかわからないような。
…だが彼女を試したかったのか、入ってはいけないといいつつその部屋の鍵を渡すんです。絶対にあけてはいけないといわれれば好奇心を刺激して、結局彼女は部屋にはいってしまうんですね。またちょうど、恐怖のあまり、本を読んでいた妹の前で姉が転落してしまう。
童話特有のブラックシュールな作品かと思えばそうでもなかったですね。都合よく2箇所の見所のシーンががナレーションで映像がすっ飛んでいたのがなぁ…。ラストシーンはまるでサロメでしたね。彼女はあの部屋に入るまでは、本当に彼に心寄り添おうとしていたんだろうか。
花嫁となる妹がきれいな子でした。

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