いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

悪夢探偵

【概略】
巷間をにぎわす連続怪死事件の担当になったエリート刑事・霧島慶子。他人の夢に潜入できる能力を持ちながら、その力を厭う青年・影沼京一。事件の被害者たちが、携帯電話に“0”と表示される人物と話していたことから、慶子は“0”が被害者たちに暗示をかけて、自殺に導いたのではないかと推理する。影沼に協力を求める慶子だが、逆に自らが抱える心の闇を覗くことになり…。
ホラー


.0★★☆☆☆
ぼそぼそ話すので音声が聞き取りづらい。これはちょっときついなぁ…しかも邦画で字幕のでないタイプ。塚本晋也監督作品。
夢の中へダイブできるという漫画的能力をもつ影沼を松田龍平さんが演じていますが、彼自身はその特殊能力を嫌っていて陰鬱で自殺願望思考。松田龍平さんの独特の不思議な雰囲気はうまくいかされています。
影沼は、hitomiさん演じるエリート刑事の霧島から助けを求められ、いやいやながらそれに巻き込まれていくんですね。
「今ここで、一緒に、死にましょう」
死に囚われているというか、病んだ現代人を
現しているんだろうけれど、結局、犯人の能力も「共感じゃないですか」と謎のまま。夢の中で相手を襲い血を飲むと、自分の傷が治る。死にたかったはずなのに、あの感覚を知りたいという生への執着に囚われているんですね。自らをこれ以上ないというくらいに切り裂き、そしてそこから戻るまでの過程が、欲望に直結している。
影沼が覗く他人の夢の世界は汚れていて、人はそんなものかと思っていたりもする。呪縛から抜け出した女刑事は影沼の「(他人の心の中に)入っていけても、見るのは嫌なものばかりです」に薄い希望をもたせる否定をするというラスト。
この影沼の設定としては非常に良いものがあるんですが、どうも後半の犯人との対決あたりの描写がしっくりこず、犯人の心の中や目的理由も曖昧で、妙に納得できない部分があるんですよね。どこかフラフラしているというか。…でももしそのフラフラしているのが「夢」というものをあらわしているのだったら、それはそれで目的を達していることになるのかもしれないよね。
私は夢はリアル感強いほうです。現実は非常に苦しく厳しいものだからこそ、夢の中くらいは現実的じゃないほうがいいなぁ…。

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