いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

明日、君がいない

【概略】
オーストラリアの新鋭、ムラーリ・K・タルリ監督が弱冠19歳で書き上げた脚本を、2年の歳月を掛けて完成させた初監督作。友人の自殺と監督自身の自殺未遂経験を元に、10代の若者が抱える心の闇と、その脆さを描き出す。
ドラマ


.5★★★☆☆
今の私はみてはいけなかったなと思った作品。
心が折れれば簡単に人は死にます。自殺した人物は誰なのか探す作品ではありません。それぞれの葛藤や悩みにもがき続けている十代の生徒達、主に6人を中心にしたドキュメンタリー調の作品。
ティーンエイジャーの危うさや脆さはわかる…誰でも何かしら悩んだり葛藤したりしているもの。ただそれが表面にでていないだけ。もちろん、ティーンだけではありません。何歳でだって悩み苦しむものです。
満たされない思いや孤独感、自分の気持ちさえコントロールできない(私は今もです)。
2:37分の出来事は、誰にだってありえるのではないでしょうか。ゲイ、身体障害、近親相姦レイプ、こんな出来事ばかりが普通にあるとは思わないけれど、嫉妬や孤独や虚しさなどは誰しもがもっているもの。許容出来るキャパシティは各々違うし、生きることは苦しいですよね。だからこそ、悩みぬいた先には何か違うものが待っているはず、そう信じていたいじゃないですか。十代だけとはいいません。私だって今まさに孤独感でいっぱいで、まだまだ人生摸索中ですよ。みんなそうでしょう。
自殺した少女は物凄く孤独だったんだね、エピソードには絡まずストーリー上にでてくる彼女。誰か一声かけてあげれば助けられていたかもしれない。空虚さ、孤独感、押しつぶされそうな疎外感。「誰か助けて、誰か、助けて」
皆自分のことでいっぱいで、他人まで気にかけられない。結局助けられるのは自分しかいない。結末はわかっているので、でも彼女だとはさすがにわかりませんでした。彼らはこれからも悩んでいくんでしょうね。私や、皆さんと同じく。

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