いやいやえん

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個人の感想なのでネタバレしています

アンジェリカの微笑み

【概略】
青年・イザクはある夜、若くして亡くなった娘・アンジェリカの写真撮影を依頼される。横たわる娘にイザクがカメラを向けると、その娘は瞼を開き微笑み掛ける。
ドラマ


.5★★☆☆☆
イザクはある夜、若くして亡くなった娘アンジェリカの写真撮影を依頼される。ところが、ファインダーを覗いた途端、アンジェリカが瞼を開き彼に微笑みかける。驚いたイザクは写真を撮るや、早々に邸を後にする。翌朝、現像すると写真の中のアンジェリカが再び生きているかのように彼に微笑む。夜になって寝ていたイザクが起き上がると、今度はバルコニーに彼女が現われる。2人は抱き合ったまま宙に舞い上がり、木々の間や河の上を浮遊し、やがて夜の空へと昇っていく…。
アンジェリカの美しく永遠に変わらない微笑みには魅了されるものの…物語的にはあらすじそのまんまで終わります。
とても死人には見えないアンジェリカの姿に魅入られてしまったイザクは、精神的におかしくなっていきます。ああこれは死人に憑りつかれた男の怪談話だなって思いました。日本にもありますよね、「牡丹燈籠」とかそういう死人に魅入られてしまった男の物語。だって、これ窓の外にアンジェリカが現れると、イザクの体から彼の魂が抜けだして、アンジェリカと抱き合って空を飛ぶのです。そして、実体のイザクは息を引き取っているんですから…。あっでも怖い話じゃないですよ。相思相愛、愛の物語とのことです。
このあらすじの他に意味ありげなシーンがふんだんと散りばめられており、私にはわかりませんでしたが、それらにも意味がありそうです。
106歳で亡くなった監督が101歳の時に制作した作品で(脚本が書かれたのはもっと前)それだけでも凄いけど、アンジェリカとの出会いを増すごとに魂を奪われていく主人公と間逆に、のびのびと葡萄畑で働く農夫たちの生命に溢れた姿が対照的でした。

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