いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

アンチヴァイラル

【概略】
時は近未来。セレブのウィルスが高値で売買されるビジネスが成功していた。そのウィルスをマニアに注射する仕事をしている、注射技師シドは、希少価値の高いウィルスを外部に持ち出し、闇のマーケットに横流しする違法行為に手を染めていた。
サスペンス


.5★★★☆☆
ファン心理って理解しがたい…。病原菌に感染することに抵抗はないのか…。しかも、筋細胞すら肉のように売っている始末…カニバリズムみたいなものなんですかねーこれはまあ、理解出来ますが。
セレブが罹った病気のウイルスを買い、注射するというビジネスが成立している近未来。シドもまたそのビジネスに関与しているが、彼は闇組織にウイルスを横流ししてもいて、自分の体に注射して持ち帰るという事をしていた。
しかし、ある時美貌のセレブ、ハンナが急死。いつものように彼女から採取したウイルスを体内に注射していた彼は、この世で唯一人死の間際のハンナのウイルスを保持している事になるのだが…。

シドは常に具合が悪い。ウイルスを常に体内に入れているようなものだから。しかもハンナの急死の報を知って、闇商売の連中にも血を取られるし、ハンナのウイルスは「作られたもの」だともわかる。
実はハンナは生きていて、件のウイルスはシドの勤務しているルーカス社が3年前採取したサンプルに改造を加えられたものだという…死の床にいるハンナと自分を救うために謎を追っていくシド。

ウイルスを盗んでいたものは同僚のデレクだった。そしてテッサー社が遺伝子操作したウイルスの特許を最近とったらしいともわかる。真相は、テッサー社がデレクに命じてハンナをわざと感染させウイルスを採取し、それを元に新たなウイルスとして特許を得て売るという企業犯罪。テッサー社に拉致されたシドは、女社長とそこで新たなビジネスを取引する。それは…。
「美しい、完璧だ」と言う台詞が最後にありましたが、培養され永遠に生きるというものが果たして美しいのか、どうか。倒錯した世界だなーと。ただし監督の力量は素晴らしく、これが長編初監督作と言うのは驚きでした。クローネンバーグ監督の息子さんだそうです。

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