いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

ANTIBODIES-アンチボディ- (死への駆け引き)

【概略】
ベルリン近郊で逮捕された連続殺人鬼。 彼は被害者の血で絵を描くようなサイコキラーで、今までに少なくとも12人の少年を虐待し殺害していた。ベルリン近くの小さな村で農業も営む実直な警官ミハエルは以前追っていた事件で亡くなった少女も犯人もの被害者の1人ではないかと思っていた。殺人鬼は警察を見下し取調べには口を開かなかったが、ミハエルが面会を申し出ると協力的な態度を示した。それだけではなく、自分は少女を殺した犯人を知っていて、その目撃者だともいうが…。
スリラー


.5★★★☆☆
ちょっとやりすぎ感の漂うジャケットに惹かれました。ドイツ映画ですかね。
冒頭でなかなか激しい裸体アクションをしてくれる殺人鬼ガブリエルさん。…とはいっても殺人メインではない作品です。少年達を犯し被害者の血で描くアート画、オープニング早々彼は捕まってしまうんですね。

この手の作品では珍しい2時間越えの作品です。それにしても狩りにかこつけてワンコを葬ってしまう義父…酷すぎ!閉鎖的な田舎では、同村意識が強く義父含め一部の人々に主人公は疎まれているんですね。田舎の警官である主人公は、この殺人鬼との対面に望まれたため尋問担当になります。意味のわからない会話…犯人のゲームとは何なのか。また、わからないまま次第に主人公は影響されていくんですね。
また、主人公と息子の関係がキモで、殺人犯の三原則(寝小便・動物虐待・火遊び)を必ずやっているという刑事の言葉、これがまさに息子にもあてはまるんですね。事件への疑惑にさいなまれている主人公は「パパ僕を信じて!」の言葉に一度はハッとするんだけど…。見つけた下着にはガブリエルの精液とは別の精液が…そして猶予は48時間に。

子供は純真か?なぜ十字架を誰も話題にしない?増える四角、赤いノート、「蝿の王」。
なるほど蝿の王なんですね。わざとそれを提示させることによって、ミハエルに信じ込ませる、それこそが彼の計略だった。カトリック教徒である主人公、捧げ物にする子羊、敬虔なカトリック教徒である自分自身の戒めと教えにあわせてうまくラストにあわせてはいるんだけど、ちょっとそこのところの押しが強すぎて逆に冷めちゃう部分もあったかも…。けれども思ったよりも良く出来た作品だと思います(吹き替えが微妙ですが)。
ただ最初のあの裸体シーンでの修正モザイクはやめてほしかったかなー。いや、みたいわけじゃないんだけど、なんか興ざめ…。

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