いやいやえん

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個人の感想なのでネタバレしています

アンナ・カレーニナ

【概略】
19世紀末のロシア、絢爛豪華な社交界を舞台に、夫と恋人との間で揺れる女性の美しくも激しい愛の物語を綴る。
ロマンス


.0★★★☆☆
ざっくり言ってしまえば不倫ドラマなのですが。トルストイの有名な文芸作品なので何となくは知っていましたが、ちゃんと作品に触れるのは実は初めて。
時代コスと言えばこの人、キーラ・ナイトレイ主演。ジュード・ロウがその夫を演じていました。

舞台は19世紀後半のロシア。政府高官の夫を持つ貴族のアンナ・カレーニナは何不自由ない豊かな暮らしを送り、その美貌から社交界の花。しかし夫との関係が冷めきっていたアンナは騎兵将校ヴロンスキーと出会い、彼と不貞の恋に落ちてしまったことから破滅への道を辿っていくのです…。
舞台装置めいた現実と芝居小屋をという設定演出が面白い。またマシュー・マクファディンさんがアンナの兄を演じていました。しかしいくら心動いたとはいえ、あんな非常識にどこにでも現われ熱視線を送る若い男に、逆に惹かれてしまうというのは…ないな(笑)

寛容な夫が何度も機会を与えていたのに、それでも情熱的な恋を愛だと思い込んでいたんですね。二人のアレクセイ。「私が何をしたというんだ」という台詞が心に刺さる。本当に聖人のような夫…愛人を許して一生妻の側にもいる、なんて。
後半、劇場へ行くアンナは自分の立場というものを理解していなかったのか、やつあたる彼女の見苦しさが際立つスポットライトの演出も良かった。下世話な社交界に追いやられたとも考えられます。
これは感情移入してみる作品ではないですね、演出上そうできないようなつくりになっていると思います。映像は美しく、まるで監督が劇場を仕切っているかのような雰囲気が流れています。
純朴なリョーヴィンとキティとの純粋な愛と、アンナの不貞の愛との対比にそんなに重点が置かれていないのが少々気になったくらいです。

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