いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ヴォイス

【概略】
声楽の素質を持つ女子高生・ヨンオンは、がらんとした音楽室にひとり残り歌の練習をしていた。そこにどこからか入ってきた聴き慣れない声。その日の夜、ヨンオンが殺害された。
ホラー


.0★★★☆☆
ある理由により死んだ女子高生が、声(ヴォイス)で謎を解いていくミステリー・ホラー。
ヨンオンとソンミンは親友。美しい歌声を持つヨンオンは、放課後遅くまで歌の練習に励んでいた。一人歌い続けるヨンオンは、自分の声に見知らぬ声が混じっていることに気づく。恐ろしくなり、慌てて音楽室を出るヨンオン。しかし、エレベーターの前で倒れてしまう。
翌日、ヨンオンは自分の体の実体がないことに気づく。自分の歌声に関心を寄せていた音楽教師ヒヨンに話しかけても気づかない。唯一、ヨンオンの声を感じ取ったのが親友のソンミンだった。姿は見えないのに声だけが聞こえる…ソンミンはその事実を受け止められずに倒れてしまうのだが…。

女子高という閉鎖的な場所と禁断の思いが入り混じった怖くないホラーで、突如現われる「死者の声」を聞ける少女チョアの登場とか、ちょっと都合のよいといえばよい展開でもあった。
チョアは、ヨンオンの言葉を信じないようソンミンに忠告する。死者は自分の都合のいいように記憶を作り変えると。
それから、音楽教師ヒヨンが絞殺死体となって発見、そしてついにヨンオンの遺体がエレベーター通路から発見されるのであった。ヨンオンの遺体は、喉元が裂けていた。
ヨンオンは生きていると願っていたソンミンは、遺体を見てヨンオンの存在を気味悪く感じるようになる。そして初めてヨンオンの家で顔部分を切り抜かれたヨンオンの母の写真を見て、自分は彼女の何を知っていたのだろうかと疑問に思うのだった。

実は、母親を殺したのも、ヒヨンを殺したのも、ヨンオンだったという展開はびっくりした。自分を殺したのは、ヒヨンを慕い自殺した少女の霊。混じった歌声も彼女のもの。ヒヨンさえ居なくなれば。そう思いこんだ犯行だったのだ。事実から目を背けたいヨンオンと、それを受け止めるよう促すもう一人の自分。
歌いたい。もっと生きたい。
ヒロインの死の真相が、一方的な痴情のもつれというオチにはがっくりしたものの、ヨンオンが性格破綻者であることが徐々に明るみになる展開はなかなか面白かった。
ヨンオンはソンミンと自分を引き離したチョアを恨み、チョアをも殺してしまうのだ。そして一ヵ月後、学校に復帰したソンミンの声…それはヨンオンのものだった。

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