いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

ウォーム・ボディーズ

【概略】
ある日、襲撃するはずの人間の女の子・ジュリーにひと目惚れしてしまったゾンビ男子・R。次第にジュリーも心を開き始めるが…。
ラブコメディ


.5★★★☆☆
ゾンビ男子×人間女子のラブストーリーと言う異色のホラー・ラブロマンス。
ニコラス・ホルト君が主人公のゾンビRを、テリーサ・パーマーさんが愛され女子ジュリーを演じています。

ゾンビ・ミーツ・ガール!
生きていた頃の記憶を少し残して、空港に棲みついているゾンビのR。ある日、人間のジュリーに一目惚れして、胸キュンしちゃったRの心臓は、再び鼓動を打ち始めます。ドクン、ドクン。それはないだろ、と言うツッコミは盛大に無視して、ゾンビながらも猛烈アタックを開始する。
これは、異なる環境にある男女が恋に落ちて行くという古典的作品でもある。実際、最初は食べられちゃう!と恐れをなしていたジュリーが、Rが健気な好意を示すので、彼は大丈夫!と思うようになり、心寄せてもしまうと言う…。ぐちゃぐちゃの顔のゾンビだったらこうはならないだけ、Rは得していたね。

人を食べると記憶をみられる設定は中々面白いし、声に出せない代わりに音楽で言葉を表現するあたりが洒落てるとも思いました。Rがだんだん人間らしくなっていく様子や、ゾンビたちが彼らに触発されて次第に人間らしくなっていく様はなかなか良かったように思う。
ただ…ゾンビだったから残酷な一面もあって(序盤でジュリーの彼氏の脳みそを食べて、ジュリーの記憶を得たため、彼女を守った、恋したともいえる)その辺ヒロインが知らないだけで、観ている人は知っているぶん、この二人の純粋な恋に身悶えしまくるとまではなれないのが残念…。それでもキュートな魅力はありました。

ゾンビから人間に戻れるかもしれないという可逆性がメインとなっているのは良かったし、ゾンビメイクを落として人間に変装するシーンは笑っちゃった。なんだかんだいってこういった話は好きだし、ほっこりしちゃう。
親友のゾンビとボソボソ会話したり、車を運転したり、レコードマニアだったりと、人間臭さを多分に残すR。確かにこれなら悲劇性はあるとはいえ、恋しちゃったりも出来るかもしれませんね。恋人がゾンビに変わっていく映画はたくさんありますが、ゾンビが恋して人間に近づく映画はこの一本だけ!

共通の敵としてのガイコツという存在が恐ろしいのだけれど、ガイコツを恐れてる時点でゾンビというより人間らしい。途中から、普通に話す、走る、「気に入った」とゾンビっぽくないっていうかむしろもうこれゾンビじゃねーよ。感染者だよ、と言う感じ。
心のぼやき、つぶやきはいい味をだしていた。
思ってたよりもゾンビではなく、しかも後半はちょっとグダつきますが、ご都合主義すら凌駕する魅力はある作品でした。

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