いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

美しいひと

【概略】
16歳のジュニーは母親の死後ブルターニュより従兄弟の住むパリに移り住む。男の子たちがミステリアスで美しいジュニーに夢中になるのにそう時間はかからなかった。やがて、男の子たちの中で一番おとなしいオットーがジュニーのハートを射止める。一方でイタリア語教師ヌムールもジュニーの魅力のとりことなり彼女に激しく惹かれて行く...。
ロマンス


.0★★☆☆☆
フランスの貴公子(と呼ばれてるらしい)ルイ・ガレルさんの演じる役は生徒じゃなくて先生なのか!てっきりこの人が「物静かなオットー」なのかと思ってました。
それにしてもさすが愛の国フランス、教師も生徒に手を出しまくりです。プレイボーイ教師なので色気はムンムン。でも妙に爽やかにみえることもあるし、何かを含んでるようにもみえる不思議な雰囲気でした。ただ、恋愛関係やその事自体をあまり楽しんでいないというか物憂いているようにみえるんですよね。そんな彼が惹かれたのが転校生のジェニー。
多感な成長時期における不安定にゆれる心…彼女はどうしようもなく「大人」でしたよね、急速に落ちていく恋にまるで子供のように率直に惹かれのめりこんでいく教師と、全ての感情を受け止めつつそれに冷静に対処し距離を置こうとする少女。
恋愛心理小説である「クレーヴの奥方」を現代におきかえての作品だったようで、そういわれれば、ヌムール、絵画=写真、手紙なんかが同じ展開だったよね。結局愛し合いながらも、それ以上には発展しない関係も。
たしかに真剣な恋だと思っていたのかもしれないけど、オットーの愛し方は日本であればあまり考えられないですよね。たとえいま絶望してもこの年齢なら取り返しがつくのではとも思ってしまう。彼の場合は、単にそれだけの絶望だけではなく「君も同じだ」といっていたあたり、そういう性質を嫌悪していたり、裏切られたと同じように感じたのかもしれないね。

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