いやいやえん

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個人の感想なのでネタバレしています

美しすぎる母

【概略】
1972年11月17日ロンドン。事件は起こった。貧しい家庭で育ったバーバラは大富豪と結婚し一人息子アントニーを授かる。上流階級の幸せを実感する日々だが、突然夫に捨てられる―。居場所をなくしたバーバラはアントニーと各国を彷徨う。美しき母と、愛する息子、世間から取り残された二人だけの生活。何かが少しずつ、だが確実に狂い始め、ある時2人は禁断の一線を越えてしまう…。
サスペンス


.0★★★☆☆
これ実際に1972年にロンドンであった事件らしいです。母と息子の、互いへの依存と偏愛による事件のようですが、なんかそれだけでは割り切れない物語でした。
母が「美しすぎる」というのは何か違った気がするなあ。奔放で激しい母を持つゆえにどこか一歩離れて世界を眺めていたような息子。多分本当に繊細だったのかもですね、彼のいる世界はいつも脆かった。苛烈な上昇志向をもつ母は、息子を愛しているけれども、たぶん自分のほうをもっと愛していたんでしょうね。支配していたわけじゃないけど結果的に息子の世界の中心であり続けた。
どこか愁いを秘めた繊細な息子が印象的だったな~。
ラストの後味が悪いわけではないけど、スタッフロール中の実際の彼のその後の顛末を観ると、やっぱり後味悪かった。

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