いやいやえん

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永遠の僕たち

【概略】
交通事故で両親を失い、臨死体験をした少年・イーノック。話し相手は、彼だけが見える死の世界から来た青年・ヒロシだけだった。他人の葬式をのぞいて歩くことを日常とする死にとらわれた少年は、そこで余命3か月と告げられた少女・アナベルと出会う。
ロマンス


.0★★★★☆
故デニス・ホッパーの息子のヘンリー・ホッパーさんが主人公を演じています。臨死体験をしたせいで彼だけにみえる特攻隊の幽霊の青年ヒロシ(加瀬亮さん)、知らない人の葬式を練り歩いたり、道に倒れた自分の周りに白線を引くなどの死への捉われなど、暗い話かと思えば、生を謳歌する切ない余命3ヶ月のラブストーリーでもあるじゃないの。ミア・ワシコウスカさんが大胆に髪を切って好演しています。
大切な人と出会いそして失うことによって生命力溢れる人間らしさを取り戻すという主人公イーノックの心の成長とも取れると思う。
描かれるのは穏やかな日々。死を前にしながらも生を大切にし、残される彼を心配する彼女、そんな彼女に惹かれるイーノック。でも二人の間の「死」は次第に現実味を帯びてくるのだ。
ラストのヒロシの恋文。死を前にもう二度と帰れないと分かっていても愛する人に出せなかった心情は強く胸を打つもので、感動的でした。どれだけ想いの丈が募っても相手に伝えられない。ヒロシはイーノックの後押しをする。
イーノックとアナベルの二人の自然体な会話や姿、ちょっと黄土色がかった色彩が切ない。けれどこの出会いは間違っていなかったと強く思えるのは、ラストのイーノックが幸せそうな微笑を浮かべているから。
喪服を着ないで明るい姿で、というのが向こうで流行りはじめているというのははじめて聞いたな。こちらでも最近は写真を笑顔のものにするとか、普通の格好のものを使うとかするのと一緒かな。さすがにこちらではまだ喪服ですけど。

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