いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

息もできない

【概略】
社会の底辺で生きる男と傷ついた心を隠しながら生きる女子高生・ヨニは、最低最悪の出会いを果す。
ドラマ


.5★★★☆☆
家族という血のつながりから逃れられない二人の境遇、漢江の岸辺で涙する二人の姿には心が痛くなった…。
暴力しか知らないサンフン、傷ついた心を隠しているヨニ。改めて暴力は何も生まないよなと感じた。暴力の連鎖が妹と母を殺した事実、どうしようもない弟と病気の父親を抱える苦痛の毎日。複雑な家庭環境にある主人公たちの鬱憤された感情は暴力となって吐き出される。または耐える。「人を殴るやつは自分は殴られないと思ってる」という言葉が印象的でした。
若干冗長過ぎるのとリアルさを出すためか暴力性を露骨にだしている点が気になるところですが、どこかドキュメンタリー風な演出がそれを弱めているのかもしれません。
最悪な出会いを果たした2人は会うことによって心が次第に通じ合っていくんですね。同じ孤独を抱えた二人だからこそ分かり合えたのかもしれない。恋愛感情というもので処理してしまわなかったところが良かった。やるせない現実が二人に重くのしかかる。
やがてヨニの弟がサンフンの取立ての手伝いをするようになるがそれをヨニは知らない。
サンフンがどうすれば幸せになれるのか模索し始めた矢先、悲劇は起こるべくして起こる。自分の居場所がわからない、窮屈さを感じる作品でした。
子役の子もたいした熱演でした。

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