いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

石の微笑

【概略】
フィリップとセンタは出会った。フィリップは愛欲に溺れ、センタの不可解な言動に振り回されていく。「為すべきことは四つ。木を植えること、詩を書くこと、同性と寝る、そして誰でもいいから殺して…」甘美だったはずの愛は、やがて恐ろしい衝撃の結末へと加速していく…。
サスペンス


.0★★★☆☆
ブノワ・マジメル主演作。愛しているフローラ(石の胸像)の顔をなでたり見つめたりのあの独特の雰囲気で非常に気になっていたこの作品。
愛に堕ちていく誠実な男をブノワ・マジメルが好演していました。
確かに2人は惹かれあっているのだけど、センタの愛は瞬間でマックス↑になっているのに対し、フィリップはセンタのいう「並みの愛」であったような気がします。事実、愛しているといいつつも、彼女の発言にとまどい疑っていた。センタのように、まるで陶酔しているかのように愛に全てを捨てられないでいた。もちろん自分には保護しなければならない家族も、生活のための仕事もあって。最終的には、やはり「普通の男」であったフィリップは、自分の軽いウソが、彼女の歪んだ愛の証を実行させたことを知り、とまどい、混乱し、しかし見捨てないでといいつのるセンタを完全には切り捨てられない。これは、愛なの?
フローラとセンタは似ているのではなく、その人の心によって、フローラは全ての人になるんだと思います。ラストの胸像の笑顔も同じです。

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