いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです
個人の感想なのでネタバレしています

イット・フォローズ

【概略】
ジェイは好意を寄せるヒューから「それ」をうつされ、その日以降、ほかの人には見えないはずのモノが見え始める。捕まると確実に死が待ち受ける「それ」は、時と場所を選ばずに姿を変えて襲って来て…。
ホラー


.0★★★☆☆
セックスで呪いが感染するというアイディアが秀逸。セックスをして感染し、移された人のみが「それ」が見える設定で、ゆっくり歩いてくるので、その場で逃げること自体の難易度は低い。でも真綿で首を締められるように、じわりじわりと長期戦を強いられるのです。
ジェイは好意を寄せるヒューと一夜をともにするが、その後、彼が豹変。縛り付けられたジェイは「それに殺される前に誰かにうつせ」と命令される。彼がジェイと一夜を共にしたのは、うつすことが目的だったのだ。
・それは人にうつすことができる。
・それはうつされた者にしか見えない。
・それはゆっくりと歩いて近づいてくる。
・それはうつした相手が死んだら自分に戻ってくる。
・それに捕まったら必ず死が待っている。
果たしてジェイは、いつ、どこで現れるかわからない「それ」の恐怖から逃げきることが出来るのか―。
「それ」はぱっと見普通の人なので、どれがそうなのか近くに来るまで分からないんです。だから、常に後ろが気になっちゃって「いるんじゃない?」と自分が追われている感覚になるような撮り方は良かったと思います。しかもどこか変質者っぽい感じが変な怖さをかきたてるんですね。素っ裸のおっさんが屋根の上に立っていたのは笑いましたが。
ジェイはグレッグにうつして、何とか逃れようとするんです。しかしグレッグは母親に姿を変えた「それ」に殺され、ジェイのもとにまた「それ」は戻ってきてしまう。それをみかねた彼女の事が好きな幼馴染のポールが自分に移してくれといい、結局セックスに及びます。
最後は説明が無く中途半端に終わるため、結局「それ」の正体はわからずじまい。
なんだかなあと思うのは、ヒロインが自分が助かるためにその辺の男とホイホイ性交渉をもってしまうところかな。ビーチにいた男たちは説明されずでさっさと殺されちゃったんでしょうね、またジェイに戻ってきてた。貞操観念とまでは言いませんが、なんかヒロインが…やじゃないですか?そうするしか道がないとはいえ…。
ラストの朗読の意味するところから、単純に安易な性交渉からくる性感染症の恐怖というよりは、もっと深い「痛み」のメタファーがあるっぽいですね。

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