いやいやえん

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犬神家の一族

【概略】
信州が産んだ製薬王・犬神佐兵衛が莫大な遺産を残して亡くなった。佐兵衛には母親の違う3人の娘、松子・竹子・梅子がいたが、なぜか遺言状には全財産を佐兵衛の恩人の孫娘・野々宮珠世に譲渡すると書かれていた。しかも珠世が財産を受け継ぐことができるのは、松子ら3人の娘たちのそれぞれの息子のいずれかと結婚することが条件だった。早速、珠世を巡って息子たちは争奪戦をくり広げ、ついには殺人事件が巻き起こるが…。
サスペンス


.0★★★☆☆
古谷一行が金田一耕助に扮した、横溝正史原作ミステリーのTVシリーズの一作、全5話。旧家の因縁含めた代表的な作品ですね。

犬神佐兵衛の財産をめぐって起こる殺人事件を解く。美女珠世、松竹梅の姉妹、旧家の遺産をもじった殺人、面で隠された素顔など、おどろおどろしい事件が渦巻きます。
斧(よき)、琴、菊のあつらえ殺人や仮面の顔など不気味な部分はやはりとてもいい感じです。このシリーズでは一番最初であるということもあって実に若々しい金田一です。
遺言の財産分与は一家の中の憎悪を膨らませるものであり、それは犬神佐兵衛の復讐でもあった。
復員して戻ってきた佐清の顔にはかつての顔をかたどったらしきマスク、これがまた象徴的なんですよね(湖に沈められた足もインパクト大だけど)それに真相の役割の1つでもある…。
野々宮大弐・晴世と佐兵衛との関係なんかも淫靡で暗く、手形や、松竹梅の姉妹の青沼菊乃への苛めなども一応描かれていましたが、原作とは若干違う部分も多々あり、かつ全体的にあっさりと早わかりな展開になるよう作られています(まあドラマですからね)。
個人的にはせっかく長いのですから、原作どおり青沼菊乃が別人として生きていて佐清と対面できるシーンがあったほうがよいと思いました。佐清と珠世の思い出とか、そういう細かい部分がちょっと足りなかったかなと。

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