いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

犬神家の一族

【概略】
日本の製薬王といわれた犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が残した謎の遺言状。犬神財閥の巨額の遺産を巡って、血塗られた連続殺人が次々に起こっていく…。犬神家の家宝、斧(ヨキ)、琴(コト)、菊(キク)に隠された秘密とは?
サスペンス


.0★★★☆☆
市川崑監督の金田一耕助=石坂浩二版です。
家屋の冷え冷えとして薄暗い感じ、素晴らしい。白黒映像もそれっぽく出来ていますし雰囲気が抜群。当時は物凄くヒットし、横溝ブームがきたんだそうな。
どちらかといえばドラマ版よりもこちらのほうが忠実に作られています、最初のボートのシーンからもそうでしたが、青沼菊乃の折檻シーンや細かい部分もそうです。
旅館のおやじの役は横溝正史さん自身が演じており、特筆するとすれば青沼菊乃の役は、佳那晃子さん…相変わらずの妖艶ぶりです。

復員してきた佐清の面マスクはドラマ版と違って耳がでてます。こちらのほうが「らしい」出来具合と感じます。
死んだ人間の恨みの深さが深いほど、残された一族を狂気の渦にたたき落とすという展開はドロドロしていて非常に素晴らしい作品です。

ただ湖に逆さにつっこんでるだけなんですが、とにかくインパクト大のこのシーン。血みどろ演出はやはり古さを感じますが、そこもなんだか微笑ましく感じます。犬神佐兵衛の過去の部分も一応描かれており、遺産分配での大パニックだとか、構成、2時間半の時間枠で上手くまとめていて(展開早周りは仕方ないですし)、ストーリー展開も実に見事です。
ただし、佐智の殺され方が違ってたり、松子の母親がでてきたりと違う部分もありますが…。
OPの出演者などの演出もセンスがいいです。

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