いやいやえん

映画・DVDの感想ブログです。個人の感想なのでネタバレしています。

インポッシブル

【概略】
バカンス先のリゾート地で大津波に巻き込まれ、離れ離れになった5人の家族が生死の境を彷徨いながらも絶望的な状況に立ち向かっていく。
ドラマ


.0★★★★☆
ナオミ・ワッツ、ユアン・マクレガー共演。
2004年のスマトラ島沖大地震の災害ヒューマンドラマ映画ですので、どうしてもそういう目線でみてしまいます。
バカンス中に津波に遭遇してばらばらに流されてしまったスペイン人一家の実話を基にしたお話で、美しい自然を堪能してから、大津波のスペクタクル映像ですぐに家族は悲惨な状況下に追いやられます。現実に起こっていたとは思えない、本当に悲惨な光景です。もう冒頭15分目あたりから涙がでてきちゃったもんね…。

主人公家族の見る地獄のような世界が、命の尊さや、自然に対する人間の無力さを客観的にみせることに成功している。深い傷を負った母親と共に行く生意気盛りだった長男が特に頑張った。途中でダニエルという幼い少年を助けるのですが、「命が危険でも助けなきゃダメよ」という信念をもった母の姿に、怖いと思いながらも勇気をもつのです。
人種など関係なく人々が助け合う。病院で長男は人を探すのですが、それがどんなに尊いことか、初めて該当者をみつけた喜びはかけがえのないものだった。しかしベッドにいたはずの母親がその間にいなくなってしまっていた。実際にこんな風に行方不明者の子供たちが集められて名前を記号化して待たされてたんでしょうね…。

ほんの少しの勇気と助け合いが、人々の希望になるんですよね。避難場所でも、病院でも、どこでも、多くの人々が家族を探し続けていた、再会を信じて。
直視できないような現実がそこにあった。それを私たちは真摯に受け止めなければならない。

×

非ログインユーザーとして返信する

あと 2000文字

※は必須項目です。